買ってしまいました。フィンランドの白樺浮きです。
のらさんにいただいた、北海道の浜に流れ着いた浮きと比べてみました。左上がフィンランドの白樺浮きです。太さがずいぶん細いのですが、もっと小さい浮きもありました。
フィンランドやスウェーデンでは、錘(おもり)も白樺に包んだ小石ですから、錘とのバランスもあるのではないかと思います。
フィンランドの浮きは細いけれど、しっかりと巻いてあります。
『SAMISK KULTUR OG FOLKEKUNST』(サーミの文化と民芸、J.W Cappelens Forlag、オスロ、1972年)には、浮きと錘のついた漁網を干している写真が載っています。
サーミは、スカンジナビア半島の北部のラップランドからロシア北部のコラ半島に居住する先住民族です。
フィンランドの浮きは、北海道に流れ着いた、ロシア、北朝鮮、あるいは中国の浮きと同居することになりました。
北欧の古い民具やおもちゃを扱っていらっしゃるお店のオーナーからは、ご自身の素敵なフィンランドの白樺浮きのコレクションの写真を送っていただきました。
輪っかにしている短いのは、もとは長かったのを誰かが切ってつくったのかもしれません。
2 件のコメント:
こんにちは。
ムーミンに出てくる錘、てっきり貝殻だと思っていました。
小石を白樺で包んだ物だったんですね。
考えてみれば貝殻じゃ軽すぎますよね。
かねぽんさん
小石を白樺の皮で包めば浮力がついてしまうのに、どうして紐でくくらなかったのでしょう?しかもかなり小さい石を使っているので、謎です。
白樺の錘をつけると、魚がよく釣れたとか、何か意味があったのでしょうね。
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