2014年7月11日金曜日

インドネシアのイカット・絣(三)


いやはや、もっともありふれているイカットですが、どの島でつくられたものかわかりません。
ジャワ島のものでしょうか?

これは、サロンをほどいたもののようで、130センチ長さの布を三枚つないで、160センチ幅としています。三枚の真ん中の布は、デザインを変えてあります。
横にして、筒に縫うと、サロンになります。


模様は複雑ですが、茜と藍の二色染めでしょうか。
 

いかにも普段着っぽいサロン地です。やはり解いて一枚の布にしてあります。
これも、二枚の同じ布と一枚の違う布をはいでありますが、上の布のように意図的に別布をはいだものではなさそうです。

糸が余ったので絣に染めて、足りない分は別の布を使って普段着にした。傷んだ布を取り除き、二枚のサロンを合わせて一枚にした。布の幅が58センチの布を二枚つないだら広過ぎたので、幅47センチの細めの布をさがし出して足した。
などなどいろいろの可能性が考えられます。


二枚揃った布は黒い無地の縞が入っています。


そして、一枚だけの方、いずれも茜と藍の重ね染めでしょうか。
地味ですが、魅力的な模様です。


今は街に出ないので知りませんが、二昔ほど前には、古いイカットをつなぎ合わせてつくったコート、パンツ、スカートなどが、いろいろなお店で売られていました。


古いイカットのパッチワーク製品が大量に出まわっていたということは、インドネシアの人々が大量のイカットを放出したということです。
もしかしたら、バティクは生き延びていますが、イカットを日常的に使う生活は、すでに失われたのかもしれません。




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