2014年7月29日火曜日

ゼンマイ仕掛け


ソヴィエト時代につくられた。ゼンマイ仕掛けのマトリョーシカです。
形もよく、色も素敵ですが、何故か腕組みしています。
おばあちゃんならいざ知らず、腕組みしている娘なんて、普通つくらないでしょう?


ゼンマイを巻くと、まっすぐ進み、くるくるっと回って、また直進します。
バレリーナとは全然体型が違い、青いサラファン、赤いプラトーク、黄色い前掛け姿の田舎娘マトリョーシカですが、バレーをイメージした動きなのかもしれません。


ゼンマイを巻く音は不思議、ジージーうるさいのに、いつ聞いてもわくわくします。


前にも紹介したことのある、ゼンマイ仕掛けの招き猫です。
マトリョーシカより複雑な形だからか、首のあたりにも耳のあたりにも皺ができています。
もっとも、古いものは一つ一つ丁寧につくっていたけれど、これは新しいものですから、機械任せで手を省いていて、それで仕上がりが汚いのかもしれません。


ゼンマイを巻くと、手を上下させ、目をぱっちり開けたり笑ったりします。
というより、手と目が連動しているので、手をたくさん動かさせるために、目が動き過ぎるのでしょう。目の表情を三種類つくっておけばよかったのに二つしかないので、白眼を剥いてしまいます。


あと、一工夫でしたね。


ビリケン商会と書いてあり、底にはJAPANとあるので、日本製のようです。


熱い夏は、こんなおもちゃで、ジージー遊びながら乗り切ります。



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