2014年7月25日金曜日

掃除の仕方

いつも、家仕事は適当、目についたところからしていますが、人さまをお迎えするときには、見苦しくない程度に草をむしっているか、部屋にクモの巣は張っていないかなど、一応全体を見渡します。

ところが、それでも予期しなかったところを披露したりすることもあり、指差した先にばっちりクモの巣が張っていたり、ずっと開けなかった窓を開けて見せたら、サッシに埃がたまっていたりと、思わぬ事態に赤面することもあります。

きれいにしていれば、目立たなくて印象にも残らないけれど、汚いと妙に目立つもの。できるだけ荒んだ印象にならないよう気をつけていますが、手が回りきれないところもあります。
背の高い人にお料理をしてもらったら、レンジフードに頭が届いて、そこにくっついていた油が髪についてしまったこともありました。

最近、16人ほどの方々をお迎えしたことがありました。
その前の一週間ほどは、外出したりほかの客人が来たりでなかなか時間が取れず、草むしりは前日になってしまいました。
入口のあたりに見苦しく育っていたメヒシバを抜けば、その下には次は自分の番とばかり、小さなスベリヒユやコニシキソウが控えていて、カタバミは相変わらず元気、ところどころヤブカラシやヒルガオも伸びて、生垣に巻きついています。
いつもは一人で抜きますが、一人だと間に合いそうもないので、夫も動員してそこいらじゅうの草を抜きました。


さて次の日、お客さまをお迎えして、GHさんから開口一番に言われたことが、
「まあ、大勢で押し掛けて、草むしりまでさせてしまって、すみません」
でした。
いやはや、露骨に見せたつもりではなかったのですが、お帰りになったあと庭に立って、つらつらと庭を見ると、確かに散髪したての小僧の頭のような感じです。

たぶん、都会の方たちだと気づかれなかったでしょう。でもみなさんこのあたりの人たちなので、日ごろから草刈りや草むしりに追われているのはご同様です。そして、天真爛漫なGHさんだからこそ、口にされたのです。

苦笑している私を、
「見え透いた掃除をするからだ」
と夫が非難します。
まあ、大失敗ですが、では草ぼうぼうだったらよかったというわけではなく、仕方がありませんでした。


日ごろからすっきりを心がけている以外ありません。




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