2018年8月5日日曜日

世田谷ボロ市の招き猫


骨董市の、招き猫が5匹ばかり並んだお店に、東京の豪徳寺の猫を思わせる白い猫がいました。
左手を挙げていますが、豪徳寺には、右手挙げの猫しかいません。


右手上げの猫もいましたが、こちらは一目見ても豪徳寺の猫とは違うお顔です。


底を見ると、左手挙げ猫に「ボロ市推進委員会」のシールが貼ってあり、右手挙げ猫には、白い紙が貼ってありましたが一回り大きいシールの跡があり、左手挙げ猫のシールと同じ大きさでした。ということで、右手挙げ猫もボロ市のものだと思われます。


右手挙げ猫は貯金箱にもなっています。


以前、やはり骨董市で見つけた、「ボロ市保存会」のシールを貼った、もっと小さい猫を持っていますが、それも右手挙げ、左手挙げ両方いました。


世田谷のボロ市は、明治時代から開催されている、フリーマーケットや骨董市の草分けです。ボロ市の名はずいぶん前から知っていましたが、行ったことはありません。ネットで見ると、わりあい古くから、ボロ市で招き猫も売られてきたようです。
同じ世田谷区のよしみで、豪徳寺の猫に似せた猫をボロ市の猫としているのでしょう。


大も小(豆と呼ぶらしい)も、右手挙げ猫と左手挙げ猫のお顔が全く違います。彩色する前から、右手挙げ猫は目と目の間が離れています。


ボロ市の右手挙げ猫を豪徳寺の猫と比べてみました。


ちょっと古い(現在は授与されていない)豪徳寺の猫とも比べてみました。


12月15、16日、1月15、16日と、年に4回開かれるだけの世田谷のボロ市は、いつも人でごった返し、両側の店は見えず、人だけが見えるほどの賑わいだそうです。
人込みが苦手の私のため、ボロ市の招き猫たちは、向こうからやってきてくれました。





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