2022年3月26日土曜日

窓、内側の枠


外からはめた窓を、内側から見たところです。
既製品を使っているので、柱と窓の取り合いが、場所によって違うのですが、ここの場合、サッシは柱と柱の間隔(芯々91センチ)に届かず、窓の脇にも細い壁ができます。


外側にはもう額縁をつくり、壁を張っていますが、内側では金属部分が見えています。
そこに、外側同様、額縁をつくって、金属部分を隠していきます。


窓サッシは、外側はアルミですが、内側は結露を防ぐために樹脂でできています。


まず額縁をつくり、上と左右の細い壁には仕上げの板を張りました。仕上げの板といっても、あの、夫が安く買った、短くて加工もしてない板の表面を磨いて使っています。
樹脂部分だけが見えて、金属は見えなくなっています。一番上の写真との違いがわかるでしょうか?


これは別の場所、床から立ち上がっている壁は、床を張ったあとで幅木(はばき)をつけてから仕上げるのですが、床につながってない壁は、床に関係なく仕上げることができます。


これで、出来上がりです。


内壁の板は本実(ほんざね)ではなく相じゃくりの板を使っているので、随所に釘が見えてしまいます。


これは、材木屋さんの設備部門で、その昔に仕入れたもののいくつか残っていたもので、ドイツ製の銅の釘です。


太くても柔らかいので、いちいちドリルで穴を開けて、力いっぱい打ち込まなくてはなりませんが、日本の銅釘や真鍮釘に比べて、段違いの安心感があります。ときおり、抜きたいと思っても、ぎざぎざがついているので抜けないほど、しっかり留まります。


薄い板には33ミリ長さの釘、厚い板には50ミリの釘を使っています。
さて、室内の開口部の処理に関しては、玄関ドアを除いて全部仕上がりました。






 

6 件のコメント:

hiyoco さんのコメント...

窓サッシに外側はアルミ、内側は樹脂なんてあるんですね!冬の台所の出窓の結露が酷いので、先日ハウスメーカーの人が点検に来た時に、参考までに、今の窓やサッシはどんな感じなのか聞いたところ、ガラスはペアで結露は軽減できるけどサッシは金属なのでその部分の結露は防げないとのことでした。樹脂サッシのことは教えてくれなかった(苦笑)!内外両方樹脂もあるようですが、外はアルミの方が紫外線面で安心ですね。
写真をよく見たら樹脂ガラスと紙が貼ってある!そんなものもあるとはー。

さんのコメント...

hiyocoさん
内側樹脂のサッシは、わりと前からあります。ペアガラスも結構普通になってきました。
我が家の母屋はコンクリート部分は外中ともアルミサッシですが、内部がアルミでもペアガラスなので結露しません。でも結露する家もあると聞いたので、今回樹脂にしました。
サッシには、外がアルミで内側が木というのもあります。ただ木だと手加工になってしまうので、割高になってしまいます。
先日見た茅葺き屋根の家には、建具屋さんがつくった素敵な杉のガラス戸が入っていましたが、それで断熱性を期待することは難しいと思います。
作業棟の私がつくったケヤキのサッシは、風雨にさらされて歪んで、思いっきり隙間が空いてしまっています。別の木で直したいんだけど、時間がありません(笑)。
樹脂ガラスって何でしょう?全然まともに紙を見たことがありませんでした(笑)。全部アルミではないということなのかしら?

hiyoco さんのコメント...

見間違えていました(汗)。樹脂ガラスじゃなくて、複層ガラスでした!

さんのコメント...

写真を見て私も読んでみたのですが、、読めてなかった!(笑)ペアガラスにはしています。

af さんのコメント...

開口部工事完了、おめでとうございます!!!
枠の最後の外部、内部の納め、また、釘のこと、なるほどと思いながら読みました。
サイディングや大壁なんかだと、枠を留めている部位も全部隠れて、目に触れない箇所になってしまうので、そういうことに配慮すること自体がわかっていませんでした。

さんのコメント...

afさん
アルミサッシは難しいです。それに、ちょっとずつ柱や梁の方が水平垂直でなかったりして(笑)、額縁を斜めに加工したりしなくてはならず、手作り感いっぱいになってしまいました。