たけちゃんに本を送ってからしばらく経ったので、もっと要るかどうか訊いてみました。
要るって!
「わぁい」
でまた本棚を見てみました。
大好きな長新太さんの絵本も、独占しないで少々送ることにしました。
『ぴかくん めをまわす』(1966年)は、あの児童文学者の松井直さんの文、『ろくべえまってろよ』(1977年に第5刷)は、あの児童文学作家の灰谷健次郎さんの文です。
そして、『ドオン!』(1995年)は、ピアニストの山下洋輔さんの文です。
今になって見ると超豪華執筆陣、ぞくぞくします。
林明子さんの絵本も少々。
ただ、『はじめてのおつかい』は探せばあるはずだけど、送るつもりはないので、探しませんでした。欲しかったら息子が勝手に買えばいいと思っています。
『チムとゆうかんなせんちょうさん』(1961年)と、『マドレーヌと犬』(1973年)は、まだ日本に素敵な絵本がないころ、外国の絵本を日本の子どもたちにたくさん紹介してくれた瀬田貞二さんの訳です。
『チムとゆうかんなせんちょうさん』なんて、訳者の名前が表紙にない!
時代を感じます。
ところで、本棚に中西恵子さんさくの、『たけし』(1990年)と、『ゆうだち』(1994年)という、まったく記憶にない本がありました。
開いてみると、どちらもおもしろい。
たけちゃんに送らないで取って置くことにしました。それだけでは終わらず、Amazonでさがして、中西さんの絵本を3冊も注文してしまいました。
たけちゃん向きではないなという本は選ばないとしても、喜ぶだろうけれど私が取っておきたい本も送らない。そんな私ですが、今回も15冊ばかり送りました。
2 件のコメント:
前回も今回もたけちゃんに送られた絵本の中には懐かしい数冊が含まれています。灰谷健次郎は好きな作家でした。これだけ優しい人物像を描けるのはどんな人だろうと、サイン会にも出掛けて行きました。
余談ながら、サイン会に参加した事のあるもう一人の作家は、分野が少し?違う哲学の池田晶子です。そのサイン会の数カ月後に47歳で亡くなりました。
reiさん
サイン会の灰谷健次郎さんも池田晶子さんも、とても素敵だったことでしょう!
お二人とも早くにお亡くなりになりましたね。
灰谷さんは処女作の『兎の眼』が発売された直後に読んで大ファンになりましたが、その後1990年代だと思いますが、どこか(たぶん淡路島)に家を建てられて、「土と木、紙という自然素材で家を建てたら、高くつくということを知った」というコメントをされていたのを目にして、「当たり前じゃん!」と、結構がっかりしたことを思い出しました(笑)。
私もたけちゃんに送るために久しぶりに絵本を開いてみて、とても懐かしかったです。あとは息子自身で買うことですね。センダックなんて絶対手放しませんから(笑)。
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