2010年3月16日火曜日
もっと力が欲しい
午後からテーブルソーを使おうとしたら、動きません。200Vの電気のブレーカーが落ちたようでした。ブレーカーのスイッチをONにしても、すぐはずれてしまいます。ということは、どこかが漏電する状態になっているということです。
いつも、電気も水道も夫まかせですが、頼みの夫は、今日は珍しく風邪をひいて、昼におかゆを食べてから、寝入ったところです。
問題の場所はわかります。コードをつないでいるところに、昨夜の雨が入ったのでしょう。水というものは、田んぼのように溜まって欲しいと思うところでは、どんなに溜めようとしても抜けてしまうし、入って欲しくないところには、どんなに防いでも入ってきます。
こんなときは、「作業を休め」、ということだと思って、一旦やめましたが、思いなおしました。
田舎暮らしで、あれができない、これができないと言っていたら、本当にお手上げです。雑巾、カッター、新しい厚手のビニール、ビニールテープなどを用意して、しっかりくるんであるビニールを切り取り、防水ソケットを抜いてみたら、案の定、中から半端ではない量の水がこぼれ落ちました。いったい、どこから入ったのでしょう。
水をきれいに拭き取り、ソケットをはめようとしました。ところが、防水ソケットは、被せてあるゴムでぴったりするようにできているのですが、そのゴムが邪魔をしてはまりません。片方のソケットを木に押しつけて、渾身の力をふり絞って押すのですが、なんともなりません。
とうとう、あきらめてしまいました。
***
二時間後
起きてきた夫に、事の顛末を話しました。
「そりゃあ、濡れてるから固いだけだよ」、「えっ、じゃあ、シッカロールをふりかけたら、はまるかなあ」、「いいんじゃないの」、「私、力がないと思って、落ち込んじゃった」、「あなたのバカ力で、できないことなんてないよ」。
これは、誉められたわけではありません。常々、「なんでもバカ力でやっつけようとしないで、頭を使ってやらなくちゃあ」と、言われ続けているのです。
さっそく、シッカロールをふりかけて、はめてみました。なんなく、はまりました。手の甲をすりむいて、血を出してまで力を使っても、はまらなかったのに...。
かくして、またひとつ利口になりました。
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