無国籍化している、
バリの猫たちですが、バリの街を歩けば、まだまだ個性的な猫たちが潜んでいます。
1990年代の終りに、バリ島のデンパサールやクタの街で見つけた猫たちです。
メルヘンの国からやってきたような、親子猫。
目とヒゲが素敵な、青い猫。
招き猫もいます。
いろいろなお店をのぞいてみると、どこでも見かける猫たちに混じって、そこにしかいない猫たちが息づいていました。
傘をさした猫は、ちょっと古めかしい雰囲気を漂わせています。そのときより20年ほど前に、バリにあふれていたカエルたち
を彷彿とさせます。
私は葉っぱを掲げて
雨乞いしているカエルしか持っていませんが、葉を傘にしたカエル、楽隊を編成しているカエルなど、いろいろなカエルがいました。
傘も素敵です。
4 件のコメント:
確かに、無国籍化していますね。日本でよく見かけていたせいか、ソロで見かけるとちょっと懐かしく感じます。バリには行ったことないんですが。
sekineさん
バリの人たち、せっかくすごい腕を持っているのだから、安物の代名詞にはなって欲しくないですね。
でも、バティクなどと比べると、木彫りって、技術だけで勝負するのではなく、時流に乗るかとか、いろいろな要素が出てくるので、日銭を得る方に流れる人が出てきて、それに同調しやすいのかもしれません。
ちょっと足を伸ばして、バリにも寄ってみてください。
バティックにも、似たような傾向が多分に見られます。
プリント技術も高度になってきているので、本当に良い本物を探すのが難しいです。 手軽な安物のほうが買い手がつくので、仕方ないことですが…。
sekineさん
そうか、プリントという手がありましたね。確かに一年もかかって染めたような布は高くつくので、買い手が少なくなるかもしれません。
タイでは、おしゃれな働く女性は、いつ見ても違う服装をしていました。洋服を365組以上持っていたみたい。
インドネシアの女性はどうかわかりませんが、タイのように取っ換え引っ換え着る習慣なら、手描きに見えるプリントの方が惜しげがないでしょうね。。
豪華な衣装の思い出があります。他の国の人が主催する集まりには、普通程度のサリーを着て来るインド人ですが、インド人の地位の高い人が主催した集まりのときには、招かれたインド人みんなが、博物館に陳列されるような、金糸銀糸を織り込んだ、一張羅のサリーを着て来ました。あまりの見事さに、ただただ目がうろうろしてしまいました。やっぱり手仕事の本物は違います。何人かに聞いてみたんだけれど、「ここは勝負時」とばかり、家宝のようなサリーを着て来たみたいでした。
あっ、今思い出したけれど、マレーシアでもありました。クチンだったか、クアラルンプルだったか、大きいホテルの中のお土産物屋を冷やかしていたら、ホテルの一室でスルタンたちの集まりがあって、男女がわらわらと出てきました。その衣装の素晴らしいこと、まるでお芝居を見ているようでした。
普通、女性は着飾っても、男性は民族衣装ではないのに、その時はみんな民族衣装で、男性は頭に、色とりどりの布を巻いていました。その巻き方の粋なこと!
バティクも、本物は残りますよ。
でも、木工は、みんながなびいて、継承する人がなくなる可能性もあるような...。
まあ、神様を彫る人くらい残って欲しいものです。
コメントを投稿