猫手ぬぐい

メキシコのハンカチもいいけれど、日本の手ぬぐいも悪くありません。

たかいよしかずさんの、猫手ぬぐいです。

いろいろな商品の広告やロゴをもじっているのだけれど、簡単にわかるのもあれば、全然わからないのもあります。

「ミネコ、イウネコ、キクネコ」なんて、たかいさんの創作でしょうか？

でも、全体的に、懐かしい感じがします。

それがなんだか、よくわからなくても楽しめます。

それがなんだか、よくわかっても楽しめます。

ただ、最近、なかなか手ぬぐいを使いこなせないのが問題です。
頭には帽子はかぶるけれど手ぬぐいは忘れてしまうし、手拭きにはすぐ湿ってしまって使いにくい、せいぜいマフラー代わりに使うくらいでしょうか。

しかし、八郷ではまだ手ぬぐいは必需品です。道で会うたけさんは、いつも手ぬぐいを姉さまかぶりにして、ホンダカブで風を切っています。
数年前、オートバイが滑って転んで複雑骨折をして、三カ月入院した時は、さすがのたけさんも用心深くなっていました。
ところが、退院後しばらくして復活。事故の時は免許証をなくしていて、無免許だったはずなのに、どうやって免許証を手に入れたのか、入れなかったのか、いつも手ぬぐい姿でさっそうと走っています。
たけさんはとっくに８０歳を超えています。

 
そう言えば、手ぬぐいと並んで、割烹着もこのあたりの常着です。
ここに来たばかりの頃、たけさんとちよさんを乗せて、町へ車で買いものに行ったことがありました。 ちよさんが着替えてきたのは真新しい割烹着、それも熊のアップリケのついたような、かわいい割烹着でした。
もっとも、手ぬぐいは被っていませんでしたが。
 

私は、手ぬぐいは必ず端を三つ折りぐけにします。そのため、模様によっては、縫ったために端が切れてしまうものもあります。

でも、三つ折りぐけにして使うと、落ち着きます。