玄関の大谷石の上に、低い台を置いたら、裸足にならなくても戸棚の扉が開けられると思ったのは、何年くらい前のことだったでしょう。戸棚は、左右対称に両方にあり、片側の戸棚は靴箱ですが、もう一方には、掃除機、掃除道具、買い置きのティッシュペーパーなどを入れています。
それを取り出すときは、いちいち履きものを履いていました。
さて、頭の中でぼんやりと考えていたものがだんだんまとまり、その気にもなって、あり合わせの杉板を目につくところに出して転がしておいてから一週間、やっと「そのとき」が来て、板を削りました。
手持ちの板でつくるので、幅はどうか、どんな形にするか、現場で合わせながらの作業です。
ガラスの明かりとりの部分、変に穴が開いてもと、でこぼこにも合わせます。
入口を入って来て、台が扉にかかってしまうところは、ただの斜めでもなく、曲線でもなく、少し平行にしてから斜めに切りました。
戸棚の下に入れた梁の下に台が入り込むように、足は極力低いものにしました。
こんな感じになりました。
WOOD WORKのふじもとさんにいただいた靴べらは、もともとこの位置に置いてあったもを、穴を開けて、はめ込むようにしました。
上がりかまちの下に見える棒を取り、台を右にずらすと、簡単に手前に引くことができるので、掃除も楽々です。
なかなか着手できませんでしたが、板を削りはじめたら、半日でできてしまいました。
やれやれ。
まだ、あちこちにそんな「懸案事項」がいろいろ残っています。
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