2020年4月10日金曜日

木の箱

たけちゃんが来ていたとき息子が、
「積木みたいなおもちゃがある?」
と訊きました。
「箱の中にポトンと落とすのとか」
「あぁ、あれ?」


フィンランドのユシラ社のおもちゃ、50年を経た今でも、寸分違わないものが売られています。


それは、息子がとてもよく遊んだおもちゃでした。とくに複雑な形をした木片は手の持ち方を決めていて、木片の方でなく、箱の方を動かして落としていました。
「あれは、はなちゃんちに持って行ったきりだわ。あんたたちがあまり遊ばなかった箱はあるけど、どうかな?たけちゃんは遊ぶかな?」


と、箱を出してきてみました。
すると、たけちゃんは思いのほかこの箱で、よく遊んでくれました(残念ながら写真はないけれど)。


ちゃんとしまっておくとばらばらにして、
「これに入れてみて?」
というと、一番小さくて持ちやすい四角を、一番小さい箱に入れてくれました。


息子たちはあまり遊ばなかったおもちゃでしたが、時を経て、たけちゃんが遊んでくれて、箱も嬉しかったことでしょう。






8 件のコメント:

af さんのコメント...

春さんなら、たけちゃん専用の木のおもちゃを、ちゃちゃっと作っちゃいそう!
木のおもちゃって、総じて高くて、自分の子育て時代には全く買えませんでした。

さんのコメント...

akemifujimaさん
私は、生後35日の幼児を連れて渡米、ボストン郊外の町で生活することになりましたが、そこにデザインショップという小さくて美しいお店がありました。北欧の食器やおもちゃ、メキシコの土人形など、いつも美しいものが並んでいました。
生まれて初めて北欧の食器やおもちゃなど目にして、筍生活なのに、1ドルが360円もしたというのに、すっかりとりこになって、自動車社会なのに中古車も買わず、しかし木のおもちゃは買ってしまいました(笑)。いろいろ持っています。昔から、バランスが悪いところがありました。
お皿やカトラリーも欲しいけどお金がない。それはベビーシッターをして買いました(笑)。
一度、プリマスだったか港町の小さなお店で、メキシコ製の土の降誕人形セットを見ました。その時は10ドルだったので、生活費も少なくなっているしとあきらめたのですが、いまだにあの時の降誕人形に出逢わないかと探し続けています(笑)。

rei さんのコメント...

又もやおもちゃ美術館の宣伝で申し訳ないながらも・・・木のおもちゃは美術館の得意とするところです。日本国内にも木(国産材のみではありませんが)のおもちゃを作り続けている作家さんが多数居ます。木のおもちゃは高いと敬遠されがちな中頑張る皆さんを、美術館でも応援しています。培った技術を生かした和のおもちゃ作りをしている元建具職人の作家も居ます。

企画展示の時等、メキシコの降誕人形を展示する機会も有りますので、その機会にはお知らせします。

あかずきん さんのコメント...

50年程前私をとても可愛がってくれた方から頂いたお人形を何度か引っ越しを繰り返している内に無くしてしまい、無くした事さえ忘れていましたが最近偶然立ち寄ったリサイクルショップで見つけました
その時の喜びはひとしおでした。
当時のままの姿に当時が蘇りました(笑)
捨てられない物にも第二の人生があるのですね
たけちゃん、カワイイ~!

さんのコメント...

reiさん
メキシコの土の降誕人形、すでに持っていますが、それとは別ものなのです(笑)。
あの時の小さな箱に入ったカラフルな降誕人形に逢いたいというのがあって、探しています。
おもちゃ美術館で、降誕人形見たいです。クリスマス時にコロナが収まっていたらいいですね。

そういえば、我が家にも日本の木のおもちゃがあったのを思い出しました。UPしてみます(^^♪
でも、ちょっと楽しさが違う感じ、キュボロといい、線路をつなげるおもちゃといい、北欧のおもちゃはすごいです。

さんのコメント...

あかずきんさん
ほんと、ときおり夢のような出逢いがありますよね。
そういう時は、心の中がふつふつしてしまいます。「いたいたいたぁ!」という感じでしょうか(笑)。
お人形の方も、とても喜んでいることでしょう。
生きているものも、命のないものも一期一会、人生は楽しいです(^^♪

hiyoco さんのコメント...

うわ~、生後35日の赤ちゃんを連れてアメリカへ!まだ外に出すのも恐る恐るな時期なのに、長時間のフライトは大変そうです。息子さんが靴を履いているのでアメリカかな~と思いました。
おもちゃは子供の好き嫌いがはっきり出ますよね。貰ったものだしと気を遣って遊ぶ、なーんてありません(笑)。

さんのコメント...

hiyocoさん
当時の飛行機はまだ気圧の調節が不備で、のどは痛くなるし、肌はカサカサになりました。赤ちゃんは鼻くそが詰まるのが苦しそうでしたが、よく寝てくれました。同乗していた1歳くらいの赤ちゃんがいたのですが、そちらは動き回りたくて、泣き叫ぶし、親はげっそりしていました。
これは、Pタイルの部屋にフィリピン製のわらでできたようなラグを敷いていたのですが、わらが崩れて、ちくちく刺さるので、苦肉の策で靴を履かせていました(笑)。その後、ラグの上に布を被せたりしています。