骨董市でまことさんが木の皮の蓑を持っていました。
わぁ、懐かしい!
学生時代に友人たちと東北旅行をした時、私はこれと同じような蓑を、つくった女性から買ったことがありました。
当時は宅配便はないし、段ボール箱もないし、ものを送るのは高くつくし、すごく大変、送るという発想はありませんでした。そして、わりと旅の初めに買って、嵩張るのにずっと持ち歩いて、へとへとになったのを思い出します。
蓑は結婚してからも実家の玄関に飾っていましたが、あるとき、確かキューバ支援のためのチャリティーバザーをするという新聞広告を見て、取りに来てくれるならと寄付してしまいました。写真も残っていませんが、赤と藍、白の紐も使って綴ってありました。当時はあちこち引っ越しも多く、蓑は場所を取りすぎました。
蓑は、何の皮でつくっているのでしょう?
ずっと杉と思っていましたが、杉ではないかもしれません。シナの木の皮でこんな色になるでしょうか?
私の持っていた蓑は、新しいときから深い茶色でした。
この蓑は、まことさんの店先で写真を撮らしてもらっただけで、値段も訊きませんでした。
皮を美しく綴った蓑は素敵ですが、私としては夫の父が遺した蓑の素朴さが気に入っています。
2 件のコメント:
編み込みがおしゃれっぽくてよそ行き風ですね。
シナノキは知らないなぁと思っていましたが、シナベニヤはシナノキなんですね!家を中古で買ってリフォームしてもらう際に、リビングの壁にシナベニヤを貼ってもらいました。今の今まで、中国のベニヤだと思っていましたー(笑)。
hiyocoさん
これ、豪華な感じの蓑です。実際に使っていた人たちがいたというのが、すごいです。
シナベニア=支那べニア、納得できますね(笑)。
シナの木は繊維を採って布にもする有用な木ですが、白っぽいので、これがシナかどうかは半信半疑です。ながく杉だとばかり思っていましたが、何なのか?まことさんも知りませんでした。
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