季節を通して、果物なら何でも好きですが、夏はスイカです。
昨日は、農産物直売所で直径27センチもある大きなスイカを買ってきました。人数が多いから大きいスイカを買ったのではなく、ほぼ2人だけで食べるつもりです。
息子たちには小さいころよくスイカを食べさせたはずなのに、そんなに好きでもないようですし、はなちゃんには勧めてもだいたい要らないと言われ、一度食べるのを見ていたら神経質に白い未熟な種を全部取るのに、えらく時間がかかっていてめんどくさそうだったので、以後、勧めていません。
スイカは半分に切らないと冷蔵庫に入りません。
いろいろ押しのけてやっと突っ込みましたが、半分に切るときに少々切り分けて、冷えてないけれど甘いスイカを楽しむことにしました。
「これを揚げてもいいかな?」
と夫、手に持っているのは油で揚げるばかりになっている下ごしらえの済んだ冷凍のきびなごです。
昨夜は、次男家族は留守、糸島から遊びに来ている長男父子も東京に行っていて帰ってこないので二人だけ。のんきに遅くまで作業して、夕飯の支度を後回しにして一息ついていたところだったので、夫が食べるものをつくってくれるのは大歓迎でした。
スイカを食べ終えるころ、美味しそうに揚がった10匹ほどのきびなごに、胡麻ドレッシングを添えて差し出されました。
「一人でこんなに食べていいの?」
「半分ずつにしたから」
きびなごを食べながら、スイカと天ぷらは食い合わせてはいけないと言われていることを思い出していました。つい先日も、あんてぃかーゆのブログで、戦前の薬屋さんのおまけか、食い合わせてはよくないものを描いた紙を見たばかりでした。
以下、写真はあんてぃかーゆからお借りしました |
あんてぃかーゆのブログには食い合わせてはいけないものを描いた紙が3枚紹介されていましたが、スイカは食い合わせてはいけないものの代表の一つのようで、3枚ともに描かれていました。
1枚目の紙には、スイカは二度も登場します。スイカと天ぷらは知っていたけれど、スイカとキュウリというのは、初めて知りました。
左上から、黒砂糖と竹の子、海老となつめ、かにと柿、しょうがと兎、つくしと赤貝、まつたけとあさりなどが見えます。
兎、なつめ、つくし、赤貝、まつたけなど、描かれている多くは、今では一般的な食材ではありません。
2枚目の紙には、スイカと天ぷらではなくて、
スイカと干鱈、しかも食べると命にかかわると書かれています。ほうれん草ときのこも命にかかわるとは!
かつて、抗生剤のなかったころ、子どもが下痢であっさり命を落とすことが、今では考えられないほど多かったのかもしれません。
3枚目の紙に描かれているのはスイカと天ぷら、定番の組み合わせです。
食い合わせが悪いといわれている食材には根拠があるのでしょうか?
スイカは成分の90%が水分だそうです。そのため、スイカを食べて胃の中に水分が多くある状態になると、胃液が薄まって消化能力が下がってしまう。そこに、油で揚げたものを食べると、普通の食材を食べるより胃に負担をかけてしまうのだそうです。
では、揚げものは、麦茶やビールなど飲みもの一般と相性が悪いことになるのに、なぜスイカだけが定番のように取り上げられてきたか、その理由はわかりません。
さて、食い合わせの悪いものを食べた私、何ともありませんでしたと言いたいところですが、今朝起きた時胃が硬かったのです。昨夜食い合わせの悪いものを食べたことはすっかり忘れていたし、硬い胃も温冷浴で治ってしまったのですが、今考えるとスイカと揚げものの食い合わせが原因だったのかもしれません。
2 件のコメント:
スイカは買って4分の1ですねぇ。あまり積極的ではないです。息子もはなちゃんと同じく、小さい頃白い種も全部取って食べていて、最近はスイカそのものを食べなくなりました。種を口から出すことに抵抗があるというか面倒というか、ブドウも種なししか食べません。
友達がスイカは大きなもの丸ごと、切ったものなんて買わないというので、てっきり家族四人で食べるのかと思ったら、他の3人は食べないと聞いてびっくり。好きな人は大好きなんですね。
スイカと天ぷらを食い合わせることが実際あるんだ、って思いました(笑)。
hiyocoさん
偶然食い合わせました(笑)。そしてスイカは順調に減って半分だけになりましたが、大半は私が食べました(笑)。
学生時代に友人たちと合宿したとき、「スイカは食べない」という人がいて、世の中にはそんな人もいたのかとびっくりしたのを今でも覚えているくらい、誰でもスイカが好きと思っていました。
ところで、熱帯のスイカは美味しくないです。私もタイで暮らしていたときは、スイカはあまり食べませんでした。他に美味しい果物がいっぱいあったからかもしれませんが(笑)。
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