2023年1月7日土曜日

絵本『わたしはどこでしょう?』と遊ぶ

絵本『わたしはどこでしょう?』に描かれている郷土玩具たちの中には、我が家に棲息しているおもちゃたちもいます。
さがしてみました。


 まずだるまです。


後列は、宮城の松川だるま、真ん中の列の左から沖縄のウッチリクプサー、愛媛の松山張り子、京都の金天だるまです。
前列左は群馬の高崎だるまのミニチュア、そして右の残り5体は石川の加賀八幡起き上がりです。


次はいぬです。
犬のおもちゃは、我が家にいる犬たちと『わたしはどこでしょう?』に描かれた犬とは、ほとんど重なっていません。


わずかに、2匹だけいました。
左は東京の江戸張り子、右は福岡の赤坂人形です。


こけしは、産地は東北地方に限られていますが、数にして一番多く(だるまの倍!)描かれています。
我が家にはこけしはわずかしかいないのに、同じ産地でしかも模様の似たものが、わりとたくさんいました。


宮城のこけしたち。左から3体は鳴子系、小さいのが肘折系、右は弥治郎系です。


そして、山形の山形系、秋田の木地山系、青森の津軽系です。


たいのおもちゃは、恵比寿、童子、金時、犬、猫など、誰かに抱かれたり乗られたりしたのものと、車のついたものが多いようです。
「めでたい」を「めで鯛」に引っかけていること、鯛は赤いので子どもの疱瘡除けにふさわしかったことなどから、たくさんの鯛のおもちゃがつくられました。
鯛のおもちゃは我が家にもそこそこ棲息しています。


後列左から新潟の村上の鯛ぼんぼり、広島の廿日市の張り子
鯛ぼんぼりの前の3つは千葉の願満の鯛で、中列右の2つは、埼玉の鴻巣のあかものです。そして前列中は、静岡の鯛ですが、本のは静岡張り子、我が家のは土鈴です。


集合写真の前の方の小さい鯛たちは小さすぎたので、大きくしてみました。
後ろ3つは香川の高松のつまみ人形、前は富山(と思ったら金沢だった!)の福徳土人形です。


ところで、たいの集合写真に、鹿児島の鹿児島神宮の鯛車を加えるのを忘れていました。


さて、我が家にもふくすけはいるのですが、郷土玩具の福助は1体もいません。重なっている福助さんはゼロでした。


しんがりはまねきねこです。


後列左から東京の多摩張り子、愛知の乙川土人形(復刻版)、後ろから2列目の左から東京の江戸張り子、群馬の高崎張り子、宮城の堤人形、後ろから3列目の左から福岡の赤坂土人形、岩手の六波羅張り子、山形の相良人形、前から2列目左から栃木の佐野土鈴、東京の今戸人形、千葉の芝原人形です。六波羅張り子は、絵本では毬持ち猫ですが、我が家のは鯛乗り猫です。


そして最前列は、左から京都の清水豆人形、大阪の住吉人形、大阪の堺湊土人形、そして青森の下川原土人形です。
やっぱり、招き猫が一番たくさんいました。




2 件のコメント:

rei さんのコメント...

本届きました。まだ出版したばかりなのと、作者が玩具の専門家では無いのが意外でした。それにしても面白くて見入ってしまいました。それぞれの簡潔な説明と名称まで書かれていて、良い資料になります。いまどきさんにも事前に許可を得ていた様ですが(当然ながら)、どれだけの労力と時間を掛けて完成させたのでしょうか。見事な絵本です。

落日荘に棲息する者たちのリストは・・・?

ブー。私は最前列ではありません。勿体ぶってもしょうがないので解答を。2列目で、多田館長の向かって左横に顔を見せています。いつの日か落日荘を訪れた時には団体の中から是非見つけて下さい。

さんのコメント...

reiさん
集合写真の中のreiさん探し、ぶぶぶーでしたね(笑)。

絵本は巻末にリストがついていなかったら、どこのものか迷うところでした。
こうやってたくさんのおもちゃを一堂に眺めると、制作者の皆さんに心からエールを送りたくなります。世界にはおもちゃをつくらない文化とつくる文化がありますが、おもちゃをつくった文化の豊かさが伝わってきますね(^^♪