2012年2月17日金曜日
食卓づくり
食卓をつくっています。
息子のだった食卓を、仮にと思って使いはじめて、早三年たちました。
その食卓、ちょっと小さめなのは問題ないけれど、肘つきの椅子の肘がつっかえて、使っていないとき食卓の下に収納できないのが欠点です。
地震直後は、作業室も、材木置き場もめちゃめちゃに崩れて何もできませんでした。
数ヶ月かかってやっと片づいたころには、大工仕事よりも庭仕事の方が忙しくて、大工仕事はついつい、後回ししてきました。
というわけで、本格的に工具に触るのは、なんとほぼ一年ぶりです。
作業台不足で、一部、仮設のゲストハウスの中でも作業です。
食卓の甲板は、幅10センチほどの細い板を、八枚貼り合わせます。
四枚貼り合わせたところで、もう一度自動カンナにかけて、平らにします。我が家の自動カンナは、幅が45センチまで削れるので、こんなとき助かります。
万能木工機は、ネットオークションで安く買った、1982年製の古いもの。そのころからプレカットが行われるようになり、多くの大工さんが自分で材をつくらなくなり、万能木工機を手放したようです。
自動カンナをかけた板と板を貼り合わせます。
もう自動カンナはかけられないので、慎重に高さをあわせます。
注意していても、貼りあわせたところに、わずかな段差ができます。
しかたない、できるなら使いたくないカンナの出番です。
立派な大工さんなら、いい状態のカンナがないと、仕事にならないでしょう。
でも、素人大工の私は、できるだけカンナなしで過ごそう、過ごそうとします。
立派な大工さんなら、カンナを使ったら、たぶん手入れにその倍の時間を費やすでしょう。
素人大工は、何とか手入れをしないか、しても最小限に済ませたいものだと思ってしまうのです。
工具店で、替え刃式のカンナを勧められたのに、一丁前に立派な大工さんが持つようなカンナを買ったのが、そもそもの間違いだったのでしょうか?
食卓の脚は、甲板と同じ材を使いますが、厚みが足りないので、二枚貼り合わせます。
脚の太さに材を削り出したら、底面に出来上がり寸法を書き入れます。こんなとき、テンプレートが役に立ちます。
甲板と脚との接合部分のほぞをつくります。
テーブルソーの、ほぞをつくるガイドは別売りですが、これが多いに役立ちます。
ほぞの完成。
次に、支えの材と接合するためのほぞ穴を開けます。
ネットオークションで買ったほぞ穴開け機が、威力を発揮します。
ほぞができ、ほぞ穴も開きました。
脚の先を面取りして丸くするのは、一仕事です。
立派な大工さんなら、カンナで削るところですが、電動カンナを使います。
まあ、なんとか丸くなります。
サンダーを使って、さらになめらかにします。
これで、脚のできあがりでした。
今日あたり、甲板の裏にノミで脚をはめるほぞ穴を開けて、組み立てられるかなぁと考えていましたが、朝起きたら一面の雪。
作業はお休みして、ストーブでも焚いて、ほっこりしようと思っていたら、陽が差してきました。
どうしよう。
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