2017年7月22日土曜日

ドゴンの穀物蔵の扉

何年も前にまことさんから買ったマリのドゴンの穀物蔵の扉、どうしても欲しかったわけではないし、その扉のデザインもありふれたものでしたが、値段が安かったので、「あってもいいかな」という、ちょっと不純な動機で買ったものでした。そして、長い間床の間あたりに放置していました。

そのドゴンの扉を、作業棟のどこかの扉に、DOOR IN DOORで取りつけられないかと、あれこれ考えましたが、気密性が求められる扉にはつけられないし、毎日開け閉めする扉なら、重くて邪魔だしと、なかなか適所が見つかりませんでした。
そこいらに放り出していたら、夫が壁に飾ってみていました。
そうか、絵のように、扱えばいいんだ、でもドア機能も残してと、箱に取りつけて、壁にかけることにしました。


風化除けのためか、漆喰のようなものを塗ってあったので、彫刻の陰影がくっきりしません。
どうしたものかなぁと、ブラシで洗ってみましたが、根が雑な私のこと、適当に切り上げたので、少し汚れが落ちたくらい、全然きれいになりませんでした。
 

洗った後も、こんな感じです。
 

額縁をつくって、嵌め込みました。


扉は、額縁の上下に穴を彫って、その穴で受けています。


扉についていた閂(かんぬき)を利用して、開け閉めができます。


閂はこんな感じです。
 

扉を開けてみて、中に何もないのはつまらないので、よく使うものを仕舞いたい、鎌置き場はどうだろう、と考えています。


必要なところが進んでないのに、不必要なところが進んでいる。相変わらずの作業風景です。

『AFRICA ADORNED』より

半世紀にわたってあこがれているドゴンの村の穀物蔵、何とも素敵です。






2 件のコメント:

あかずきん さんのコメント...

必要な所が進まず必要じゃない所が方ずく、思わず納得、笑
こんなとこに?あったんだ~
そんなこんなで我が家の整理整頓は進みませんね
でも春さんのお仕事が確実に前に進んでいるのを見ていて楽しい~
自分にも棚が出来そうになるから「不思議」です^^

最後の一枚の写真額に入れて何時も眺めたい~素敵だな^^

さんのコメント...

あかずきんさん
ときおり、「いつ完成するのですか」と訊かれますが、「さあ」としか言いようがありません(笑)。業者だったら納期があるので、収めた日が完成した日ですが、母屋の方でさえ、ドアがないとか棚がないなどは朝飯前、天井を張ってなくて、電線がむき出しのところさえあります。

でも、少しずつは進んでいるように見えるでしょう?まだ完成もしていないというのに、雨ざらしのテラスが腐って、やり直さなくてはならなくなったりしています(笑)。
まぁ、いつまでも楽しめます。

ドゴンをはじめ、西アフリカの村々、家々の遊び心、心から見習いたいと思います。あかずきんさんも人生を楽しんでいるけれど、人生は、西アフリカの人たちのように目いっぱい楽しまなくっちゃね。