お雛さまは、出すのが楽しみであり、ちょっと億劫でもありますが、しまうのもまた、億劫なのに、楽しみでもあります。
今年は、旧暦の雛祭りまで飾っておこうと思っていたのに、ある日突然思い立って、中途半端な日に片づけてしまいました。
しまうのに必要なものは、はたき、刷毛、そしてしゅっしゅと風を送るエアブロワーなどです。
どの箱もぎりぎりの大きさで、うまく詰めなくては入りきりません。
もともと、私のお雛さまは祖父母の家の二階の押入れにしまわれていました。
二階は、日常的には使っていませんでしたからネズミの天下で、押入れを開けるとネズミの糞だらけ、匂いもきつく、木の箱は盛大にかじられていました。
そのため、ほとんどの木箱は捨てられたのでしょうか。いつからか人形は靴の箱やらビスケットの箱やらにしまわれています。
そんな中で、何故か三人官女だけは、悠々と木箱の中です。
調度品、雪洞などのパズルのように納めるきつきつ加減を思うと、もっと大きな別のお雛さまの箱だったのかとも疑ってしまいます。
ふと気がつくと、うっかり小道具をしまい忘れていることがあります。 面倒だからと、間に合わせに別のところに入れたりすると、わけがわからなくなったり、失われたりしてしまいます。
ご用心、ご用心。
ほとんどのお雛さまは柔らかい紙で包んでいますが、土人形は固めの紙の方が安全かと新聞紙で包みます。
でも、顔だけは汚れないように柔らかい紙で包んでおきます。
2 件のコメント:
「またお会いしましょう」私も同じセリフを言って箱に収めました。しかし、箱の蓋を開けると、あら?烏帽子と簪が転がってました。どうやら、飾り付けするのを忘れていたようです。
そういえば、どこか間抜けな感じのお顔だった気が・・・。そうそう、簪や烏帽子をつけたり外したりしてるうちに、髪の毛が少しほどけていくのですが、こんな時どうしてますかね、春さんは。しかたないのでしょうかね。
hattoさん
そのまま包めるものだったら、持ち物、被り物はとらないで一緒に包んだ方が楽な気がします。烏帽子どころか刀も最近はそのまま、でも簪はずれやすいので別にしています。いずれにしてもしまっている時間の方が長いので、髪も着物も癖がついてしまって、曲がったりするとなかなか元通りにならないですね。髪はひどい人形もあります。
しまいながらふと、頭から一枚布をかぶせておいて、棗を包むような、平面から絞っていく袋をつくって包めば、楽にしまえるんじゃないかと思ったりしましたが、つくらないでしょうね(笑)。少なくても、大きい包装紙をためておいて、小さなティッシュで包んでいる現状から脱却しようと思っています。
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