2020年6月29日月曜日

県民投票はなりませんでしたが


報告が遅くなりましたが、東海第二原発再稼働の是非を問う県民投票を可能にする条例案は、予期していたことといえ、18日の県議会の連合審査会と、23日の本会議で、実質的な審議ほぼなしで、あっさり否決されてしまいました。


大井川知事は最後まで、自分の意見を言いませんでした。
初当選した2017年の知事選では、
「直接の意思表明の機会を与えてもいい。住民投票も一つのアイデアだ」
と発言していましたが、次期知事選挙への再出馬をにらんで、県民投票に消極的な自民の支援を得るためには、「賛成」とは言えなかったわけです。


「いばらき原発県民投票の会」の共同代表の徳田さんは、無念さをにじませながらも、
「各地で真剣に考え、話し合う機会がたくさん生まれた。生まれた芽は、長い年月をかけてしっかりと根を張って花開いていくだろう」
と、今後に期待を込めています。


たとえ県議会で否決されたとしても、87,000人の人々が、自分たちの未来について自分たちの意見を言う機会が欲しいと表明したことは、明日への一歩につながると信じます。







7 件のコメント:

akemifujima さんのコメント...
このコメントは投稿者によって削除されました。
akemifujima さんのコメント...

8万人の声に対して、首長が自身の考えを述べない理由って、自民対策・・・そもそも、そういう価値観であることに絶望感を禁じえません。
そして、これが次の事故を引き起こさないよう、、、神頼みするしかないんですかね。県北の非常時の交通事情は都心より、ずっと危険な気がしてきた今日この頃です。

昭ちゃん さんのコメント...

コロナで隠れてしまいましたが
汚染水や憲法改正・沖縄問題米軍基地の増額と
山積です。解散風も、、、、・。

さんのコメント...

akemifさん
知事だけでなく、「私は皆さん次第です」と言って、自分の意見を表明しない市長さんや町長さんが、東海第二原発のあたりには首を連ねています。自分の保身だけに関心があるのでしょうか。どちらに転んでも傷を負わないつもりです。
もっとも、そんな人たちを選んでいるのが私たちともいえるわけですから、少しずつ頑張りましょうね。

さんのコメント...

昭ちゃん
やんなっちゃいますね。いろいろ問題があるのに何ともならなくて。
まぁ、今日も明るく生きましょう!(笑)

af さんのコメント...

はい、春さんのお考えを聞くたび、元気が湧きます。昭ちゃんにも感謝です。
私は世間的には、まぁまぁな大人年齢ですが、お二人からまだまだ、学んでいけるっていうことに触れるたび、元気が出ます!ありがとうございます。
今、エネルギー自立設計を考えられるソフトを検討してます。オフグリッドと呼ばれてますが、要は自立です。これを普及できれば、間接的に原子力という極めて危ないカードを捨てられると信じて…

さんのコメント...

akemifさん
オフグリッドは興味津々です。
コロナで、「日本の家は、家族が一日中いるようにはできていない」から、みんなで家にいるとストレスがたまるという発言を何度も聴いて、笑っています。
「家にずっといるとくさくさする、だから観光に行きたい」って、お金を使わせるように政府に仕組まれているのかもしれませんね(笑)。