タイやカンボジアの骨董屋さんに並んでいる中国の陶磁器は、どちらかと言えば、カチッとした印象のものが多い気がします。それほど興味をそそられません。
また、高級骨董店では、沈んだ船から引き上げたという物語のついた鉢など、図鑑に載っているような、見事なお皿や鉢を見ることがあります。
こちらは、関心の方は大いにかきたてられますが、目は飛び出ても、手はまったく出ないお値段のものばかりなので、見ても仕方がありません。
というわけで、その隙間にある、雑器にだけ目を向けていました。
この鉢は直径19センチほど、煮物がよく合います。
底の絵は、岩陰からのぞいている魚です。海ではなく、川にはこんな魚がいそうです。
絵は、うまいのでしょうか?下手なのでしょうか?
直径14.5センチの小さな鉢です。薄く出来ているので、縁が欠けやすいのですが、ちょっとした残りものでも、これに入れるとおいしそうに見えます。
絵は串刺しのお団子のようですが、木でしょうか? もしかしたら上下反対かもしれません。
それにしても、縁をずいぶん欠いてしまったものです。
厚さも、呉須の色も、つくられた年代も違う三つの鉢は、お皿と鉢の中間くらいの深さです。
真ん中の鉢が一番古そうですが、欠けて、修理されています。
上の二枚は、外側に模様がありませんが、
下の鉢の外側には、細かい唐草が描かれています。
どれも、プノンペンの市場の骨董屋さんで、別々に見つけたものです。
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