今日本では、かなりの割合で、中国製の招き猫が出まわっています。
安っぽかったり、実際に安い招き猫は、中国製と考えられます。100円ショップで売られている招き猫は、間違いなくみんな中国製でしょう。
でも、中国人も、いつまでも「かわいい」が好きな日本人ばかりを相手にしているわけではありません。
中国国内でも、東南アジアでも、招き猫の需要が増えているからです。
中国化が進んだと感じさせる招き猫です。日本の招き猫を見慣れていると、「あれっ」と、思ってしまいます。
日本の招き猫の匂いは消え、押しも押されもしない、堂々たる中国(漢人)の招き猫です。
左手で、「招財」と書かれた赤い紙を掲げ、右手でしっかりと「福」を抑えています。そして、足元には、小判も仔猫(子孫)もと、そろっています。
中国(漢人)のもともとの開運・招福グッツといえば?
なんといっても弥勒さまでしょう。
タイでもカンボジアでも、中国系の人が建てた、どーんと大きな弥勒さまが街に鎮座しているのが目について、驚かされます。
この、カンボジアのレストランにあった弥勒さまの焼き物は、財や運だけでなく子孫も繁栄も願って、かわいい唐子がまつわりついています。
唐子の一人は、毎日取り替えてもらうのでしょう、首に茉莉花(ジャスミン)の花輪をかけています。
好き嫌いは別として、この弥勒さま、見事なできです。
なんだったんだろう?
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