大波、小波、さざ波、すっかり凪いでしまうこともありますが、今は大波が来ているときです。
継続している作業が一段落して、新しい展開を迎えるとき、夫はものすごく集中します。
今朝も、まだ暗い五時過ぎ、工事現場に懐中電灯の光が見えましたから、頭の中には、寝ても覚めてもいろいろな段取りがぐるぐる渦巻いているに違いありません。
下水管の接合に使うゴムをはめたキッチン用ガラスボウルは、穴を開けた鉄骨にはめました。
ゴムの先をマイナスのネジ回しで押し込み、全部はまったら、木枠を使って、ガラスボウルを押さないよう、ゴムパッキングだけ強く押してはめ込みました。
全部はめ終わりました。一昨日のことでした。
次にユンボで、設置場所近くまで運びました。
柱や足場が邪魔をして、ユンボでは所定の場所まで運べないので、あとは手作業です。
さて、鉄骨の目方はどのくらいあったかしら、たぶん200キロくらいです。
私は怪我をしてから5キロ以上のものは持てないので、かましている馬を動かないように持っているくらいしかできません。夫が少しずつずらします。
重いものは持てませんが、片方を抑えてないとぶつかったりするので、これは一人ではできない作業ではあります。
近くまで寄せてきたら、ウインチにつなぎました。
鉄骨を立てないと足場と柱の間の細い場所には入りません。
ウインチは左右から上げられるように、二台用意しています。
ウインチが動かないように、鉄パイプに固定している金具はもともと二個しかなくて、しかも製造中止になってしまったので、
残る二つは、夫が鉄板をくり抜いてつくりました。
コンクリートにぶつかったりしないよう、慎重にウインチで吊り上げて行きます。
ほっ!
これが昨日までの作業でした。
柱の上の、鉄骨を受ける方の準備に手間取って、昨日は取りつけとまで行きませんでしたが、いよいよ今日取りつけます。
こうやって、柱と柱の間を見上げると、空が続いている景色は、今日までです。
追記:
今朝の八時前。
突き出してコンクリート打ちした鉄骨につなげます。
北風が冷たい日ですが、とうとう鉄骨が一本上がりました。
あと、五本だったか、七本だったか。
夜半に、なにげなく窓に目をやったら、山端から橙色に光りながらいきなり目に飛び込んで来てびっくりさせられた月が、まだ南の空にかかっています。
4 件のコメント:
造船所で言えばお二人で船体作りですね、
すごーいです。
重量物なのでご注意ください。
鋼材の取り付けはボルトですか、いろいろな用具には驚いてみています。
昭ちゃん
持ち上げるとき、ウインチの機械本体がが持ち上がります。すごい力がかかっているのでしょうね。でもよく働いてくれます。
家はボルト締めですが、鋼材を組むとき、鉄工所で聞いたら今はリベットの頭が、引きちぎられて落ちるような仕組みになっているそうです。いっぱい頭が落ちていました。そうすると、閉め忘れた個所がないことが一目瞭然だからだそうです。
でも、聞いたのはもう十年も前のこと、日進月歩だから、今ではもっと進んでいるかもしれません。もっともその鉄工所はとっくにつぶれてしまっていますが(笑)。
ガラスボウルの明かり採り?明かり漏れ?をつけた屋根・・・
どんなふうになるのか、もうワクワクしながら見させていただいています。
春さんもご主人様も、どうぞくれぐれもお怪我をなさらないように。。
toki-sappさん
あれは母屋の方を向いていて、しかもてっぺんにはガラスを張るそうですから、やっぱり「明かり漏れ」のようです。
以前、籠玉を立てたときに、友人から「真剣に遊んでる」と言われたのですが(笑)、そうですよね。作業場が欲しいのか、ただ遊んでいるのか。
まあ、二人とも体力の方はすっかり落ちていますから、せめて気力は落ちないように、しこしこやります。
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