「おい、蚊がいるぞ」
そうなんです。その前日あたりから、室内に蚊がいます。
「刺された、刺された!」
寝ようと横になっていた夫ががばっと立ち上がって、蚊取り線香を取りに行きます。蚊は血液型がO型の人から刺すというのは科学的根拠、いつもは私が刺されても夫は大丈夫なのに、その夜はA型好みの蚊だったのか、大騒ぎです。
行って見ると、夫は緑色の蚊取り線香に火をつけています。
「それは化学物質だから、室内では使わないで」
私は、除虫菊の蚊取り線香を手渡しました。
「蚊がいたから、夕方火をつけたのが、まだ残っているはずよ」
「ダメダメ、一つじゃだめだ。小さくなっているし」
夫が手に持っているのは、ブリキの蚊取り線香入れです。わっ、どこで見つけたの?汚れるのが嫌で、別にしておいたものです。でも、
「それは使わないで」
と言う理由がありません。
ちなみに私は、蚊取り線香の缶の蓋と、付属のホルダーを使っています。
2つ蚊取り線香をつけて、私が本を読んでいると、本に蚊がとまりました。一瞬迷いましたが、本をぱたっと閉めると、いい具合に蚊は潰されてしまいました。1匹だけだったら、これで大丈夫です。
次の朝、案の定、蓋にはべっとりとタールがついていました。
染料、農薬など化学物質は使ってない蚊取り線香なのにこのタール、もちろん空中で薄まりますが、身体の中にべっとりとつくと思うと、恐ろしくなります。
蓋はスチールウールでごしごし洗って、やっとタールをあらかた落としました。
この蚊取り線香入れ、夫の目につかないところにしまってしまいました。
2 件のコメント:
本にとまった蚊は血を吸う前だったんでしょうか?本に血が付いていないか気になります(笑)。
hiyocoさん
鋭いですね(笑)。殺した蚊は血を吸っていませんでした。
ということは複数いたということ、したがって蚊取り線香も消さないでそのままにしておきました。しかし、虫ってどこから入るんですかね?蟻1匹も通れないほど気密な家をつくったつもりなのに(笑)。
やっと、寝っ転がっても重い本を手が支えられるようになりました。
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