いつも続けている習慣に、温冷浴があります。前は、入ったり入らなかったりでしたが、この二年は毎朝入っています。
西式健康法の温冷浴を知ったのはもう20年も前です。
ときおり思いたち、しばらく続けたあと、何度も中断しました。冬に挫折するのです。
それでも、思いたったらいつでも水風呂に入れるよう、浴槽はずっと二つありました。
最初は、パイプフレームにビニール袋がついた折り畳み式の水槽を、洗い場に置いて使っていました。東京で部屋を改装した時、初めて浴槽を二つつくってもらいましたが、こちらに引っ越ししてきて家を建てはじめたころ、しばらくアパート住まいをしていて、また簡易水槽を引っ張り出して使っていました。
そのアパートに住んだのは一年半ほど、その後、通うのが大変だからと現在の地に仮小屋を建て移りましたが、仮小屋はビニールハウス製とはいえ、浴槽を二つ完備していました。
そして、現在に至っているわけです。
西式健康法では、温冷浴は水風呂から入ります。水に一分、そしてお湯に一分を七回(以上)繰り返し、水で上がります。
夫から杓子定規と言われている私は、これを崩しません。でも、なんでも融通無碍の夫は、夏は頻繁に水風呂に入りますが、寒くなるととたんに入らなくなります。
それでも、風邪を引きそうなときや、夜中に目が覚めて眠れない時は温冷浴をしますが、自己流の入り方で、熱いお湯でゆっくり温まってから水風呂に入ったり、定まった回数を入らなかったりします。
確かに冬は、お湯に入っている時間は短く感じられ、水に入っている時間はとても長く感じられます。
でも、朝起きたばかりの時は身体が暖かいので、水風呂に入ることに決心が要りません。
お風呂場の気温は14度くらい、水は同じかもう少し高い16度くらいです。人間は、腰から下は鈍感ですから、16度でも難なく入れます。ところが腰から上は敏感なので冷たくて入れません。
そこで、冬場は浴槽から水を少し抜き、お湯を足します。
24度にもなれば、気持ちよく入れますし、敏感な手の指や肩を、楽に水に入れることもできます。
というわけで、最初の一回は腰から下だけしか入りませんが、次からちゃんと入ります。
以前は、夜寝る前も温冷浴をしていました。
しかし、お湯に入る時間は切れ切れの正味三分だけなので、それでは冷たくなっている足が十分に温まらないのです。そのため、お布団に入ってもまだ足が冷たくて、すぐに寝つけないこともありました。
そこで、冬場の夜は、Kさんに勧められた半身浴に替えました。
とびきり熱くないお湯に、胸まで入って本を読みます。できたら20分入りたいところですが、たいてい15分くらいで汗が出てきます。これ以上入っていられないと思ったときに上がるのですが、身体は冬でもしばらくはぽっかぽかで、気持ちよく眠れます。
毎日水を取り替えたりしませんが、新しく水を張るときにも、朝にはすぐ入れるように、夜の内に水を張っておきます。
夏は快適ですが、冬はちょっと勇気のいる温冷浴です。
2 件のコメント:
春さんの話には裏が取れているのでいつも驚いています。
私も一つ「Tupper容器」です。
炭鉱時代隣組の集会で初めて見ました。
大小いろいろな容器でしたが、高価で驚きました。
昭和30年代ですが蓋の部分はびくともしないで現役です。
これに比べると今の容器はシャイで味噌の容器で充分とか、
「上等舶来」です。
昭ちゃん
あれは逆さまにしても水がこぼれないと言うのが売り物でしたね。集まりを開いていた人の顔、使った容器などを思い出します。
息子たちが小さい頃、野球の練習の日はコップ型の容器で凍らせた麦茶を、バケツ型の容器に入れた麦茶に浮かべて持って行き、みんなにふるまっていました。でも、海外に出ていて使わない時期が長かったりするとなんとなく薄汚れてしまって、今は一つもありません。
ところで昭ちゃん、温冷浴と何か関係があるの(笑)。
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