北面の鉄筋を組み終わっていませんが、今日は内側のパネルを取りつけてみました。
内側のパネルにはあらかじめ、「丸セパ」を通す穴を開けていましたが、外側のパネルには穴を開けてなかったので、まずそこでだいぶ手間取りました。
鉄筋を避けたりしながら穴の位置を決めて印をつけ、ドリルで穴を開けるのですが、内側を向いた鉄筋が、いちいちパネルに近づくのを阻みます。
基礎の下半分は、コンクリート厚が30センチになるので、コンクリートの中に埋もれてしまう鉄の棒の「丸セパ(セパレーター)」と、パネルを固定する「ピーコン」と、今回内側はそのままにするので「板ナット」を、パネルとパネルの間がぴったり30センチになるように組み合わせます。ピーコンの外側から板ナットの外側までが、30センチです。
ピーコンの外側にも、板ナットの外側にもネジが出ています。このネジをパネルに開けた穴を通して、板の反対側から、フォームタイという金具で留めると、パネルが固定するのです。
我が家のフォームタイは、何度も使用されたものです。
型枠に取りつけられたままで長い時間を過ごしたこともあり、コンテナに入れられて捨て置かれたこともあり、すっかり錆びています。
ピーコンも、フォームタイ同様、コンクリートを打った後で取り外すので、複数回使える原理ですが、再利用すると外しにくくなり、再利用したものを取るのに何度も苦労したので、古いピーコンはすべて処分してしまっていて、新しいピーコンを使います。
最初、角を組んだままで取りつけようとしましたが、うまく入りません。
予想していたこととは言え、小さな穴の位置が決まっているので、しかも突き出た鉄筋がばっちり邪魔をして、力が入らないので、無理でした。
あるときは大胆さも力ずくも必要ですが、地道に勝るものはありません。
というわけで、分解して取りつけました。
丸セパ・セットをはめるときは、一人ではできません。
外も内も、板の反対側からフォームタイで締めつけていますが、一人で片側から締めようとしても、丸セパそのものがくるくる回ってしまって、締まりません。そのため、二人で両側から同時に締めるのです。
この時ばかりは、それぞれ違う仕事をしている方が平和な私たち夫婦も、息を合わせなくてはなりません。
なんとなく、姿が見えてきました。
先を急ぐのも面白いのですが、力が要るとはいえ、鉄筋を組んでしまわなくてはなりません。明日はまた鉄筋仕事に戻ります。
2 件のコメント:
フォームタイ、ピーコン、セパレータ・・・あぁ、これも教科書でしか見たことがありませんでした。
ピーコンって再利用できるということも今回初めて、知りました。
教科書でみていると、鉄筋・型枠工事って、全く面白くなくて、なんこっちゃ・・っていう感じなんですが、
春さんのブログだと、とってもよくわかるし、あとで見ることができなくなる部分だけに興味津々です。
先生の構想だとベタ基礎とのこと、
ということは、まだまだ、底盤の配筋へと続いていくわけですよね。
あ、傾斜上側の土を下側にとおっしゃってたから、それが終わってから底盤ですか?
あれれ?よくわからなくなってきましたが、これからのブログで解き明かされていくのを楽しみにしています。
春さんにとっては、3棟めの工事。もう、新しい発見はないのでしょうか・・・
akemifujimaさん
私もよくわからないところがあります。
夫も、コンクリート打ちの回数を減らすために、進めてみなくてはわからないところもあるみたいです。
いずれにしろ、断熱用のソーラーパネルを使うため、ベタ基礎にしてその上に断熱材を入れて、その上に縁を切ったコンクリートを蓄熱版として入れなくてはならないので、ベタ基礎は基本です。
もちろん底部分もいずれ鉄筋を組みますが、基礎が立ち上がる部分もあるので、ミニスラブになるようです。
今朝、鉄筋を組もうかと外に出てみて、腕も傷だらけになるし(知らずにぶつかったりする)、暑いし、鉄筋を組むのは嫌だなぁと思って室内に退散、部屋の掃除などしています(笑)。
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