2021年9月28日火曜日

壁づくり


壁の厚みを出すために、枠を取りつけているところです。
枠の奥行は120ミリで、柱と同じ寸法ですが、外に55ミリずらすことによって、55ミリ広がり、厚みのある断熱材を入れることができることになります。


奥行き90ミリの間柱の外側は、柱や梁、土台と面(つら、同じ面)になるように留めつけ、この幅で断熱材が入ることになります。
間柱は、半間を2分する割合で立てますが、独立して立てないで額縁の柱にくっつける分は、切り落とした端材を集めてきて、継ぎ足しながら使いました。


独立して立てる間柱は、もちろん継ぎ足したりしないし、厚みも30ミリではなくて、45ミリ厚みの材を使います。
間柱は耐震材としての役割もあるため、母屋では上下にホゾ穴を開けて、それにはめ込みましたが、この家の場合、そうすると204センチの長さが必要という計算になりました。
204センチでは、4メートルの材から1本しか取れないのでもったいない。そのため、上部は、30ミリ厚みの横材に間柱をビス留めしてからはめ込むことにしました。すると、間柱はしっかり留まるし、4メートルの材から間柱が2本取れて、1ミリほど余るだけ、コストパフォーマンスは、最高になりました。
柱が多いし、柱や梁のホゾは深いので地震には強い、構造的には問題ありません。


外の板壁は、30ミリ厚みの本実(ほんざね)の板を使います。
上はもう決まっているので、上から張っていくことにしました。
一番上にくる板は、サネを取って、頭を平らにしました。


1枚だけ張ったところです。


夫が足場板を動かして足場をつくってくれたので、作業は格段にしやすくなりました。





2 件のコメント:

af さんのコメント...

歩留まりを工夫して、耐震性も上げる!
パズルで最適解を探すような感じですね!
肋骨は回復中でも、春さんの頭脳は快調ですね!

さんのコメント...

akemifさん
ウッドショックで木を無駄にできません。もちろん今までも木取りに気をつけていたし、端材も活かすようにしてはいましたが、1㎜しか余らないというのは、初めてです(笑)。
壁板も、約111㎝のところ、37㎝のところ、73㎝のところなどありますが、4mの材からどう組み合わせて取ったらもっとも効率よく取れるか思案中です。洋裁やパッチワークに似ています(笑)。