韓国のナイフです。ずいぶん前に、ソウルの
インサドン(仁寺洞)で見つけたものです。
木の柄はつやつやしていて、手になじみます。もしかしたら李氏朝鮮のころのものでしょうか?
姿がちょっと魚を思わせます。
そして、開いてみると、鳥になります。
開ききって、使う姿も、やはり鳥を思わせます。
日本に肥後守(ひごのかみ)という、折りたたみナイフがあります。
肥後守という名前は、戦前商標登録されたものですが、同形状の折りたたみナイフ一般を、肥後守と総称しています。
小さいころ、かみそり状の刃がついたボンナイフが出回る前は、肥後守が必需品でした。筆箱に入れておいて、試験の前など、気分転換をしたいときに鉛筆を削ったりしたものでした。
簡易、折りたたみナイフのルーツは、このナイフにあるのでしょうか?
2 件のコメント:
本当、魚が鳥になりましたね。
飾って眺めるだけでも素敵なナイフですが
昔の実用品なのですね。
ボンナイフってありました。懐かしい。
今は見かけません。
hana-ikadaさん
私、けっこう刃物好きです。もっとも、切れ味の鋭さなどには、全然こだわらず、生活に使われていたものに惹かれます。
カナダのネイティブアメリカンは、二歳くらいから刃物を持たせておくと、四歳くらいで上手に使えるようになるそうです。そうやって持ち慣れると、誤った使い方などしない人ができるのにと思いますが、最近何でも隠しすぎですよね。
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