骨董市で見つけた、稲わらの籠です。
わらの籠は繊維が崩れやすいのですが、まだしっかりしています。
大きさもいいし、縁の編み方がとってもきれいです。
ただ、ぺちゃんこに型崩れしていました。
でも、湿らすと何とかなるはずです。
バケツに張った水にどっぷり沈めて濡らしてみると、わらが柔らかくなり、型崩れは何とかなりました。
干すのに型がいるかと思っていたのですが、なくてもしっかり形を保っています。
しばらく立てて乾かした後は、底まで乾くようにぶら下げておきました。
わらの籠もなかなか味があるものです。
スゲ、ガマ、稲わらと三種類の素材でつくった、同じ編み方の籠が揃いました。
ガマの籠は岡山県蒜山、スゲはおそらく(骨董屋のまことさんによれば)埼玉県秩父、稲わらの籠は、東北地方のどこかのものだと思います。
三種類の素材は、それぞれ別の趣を持っています。
ガマとスゲは水をはじきますが、わらはたっぷり吸い込みます。
これと同じ編み方でつくる籠の、素材としてはこの三種類だけだと思いますが、もしかしたら他にもあるかもしれません。
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