骨董市で、おもちゃ骨董のさわださんの犬の、椎間板ヘルニアで半身不随になったミルキーに挨拶していました。
「車に忘れものしちゃった」
と、さわださん。
「売ることはできないけれど、店番しているよ」
さわださんが行ってしまったので、最初はお店の中に突っ立っていましたがやがて居心地が悪くなって外に出て、いつもはほとんどのぞかない100円均一の箱の中をのぞいてみました。
100円均一の大きな箱は、二つ、三つあり、「お土産こけし」など、雑多な昭和のものが積み重なって入っています。
おやっ、竹笛の先に蛇がついたおもちゃを見つけました。
笛は、吹いてみるとぴーぴー鳴ります。
竹を切ってつなげた蛇は、いろいろな国にあるようです。
前から、日本の竹の蛇が欲しいと思っていたところでした。
以前、フィリピンで見つけた蛇です。
いやはや、比べてみるまでもなく、フィリピンの蛇の方がずっと見事です。
それでもつくり方はそっくりです。
竹と竹のつなぎ方はまったく同じで、日本の蛇は釘のように頭のあるものを刺して、下で曲げていて、フィリピンの蛇は針金の上下とも曲げてあります。
日本の蛇は舌が竹でできていて、フィリピンの蛇は舌が針金でできています。
どちらも、頭のところだけ、竹の節を利用しています。
日本の蛇は、竹の数、竹の厚み、釘の長さなどからか、あまり自由に形が取れませんが、フィリピンの蛇はいろいろな形になることができます。
へびと書いてみました。
ついでに裏側でも。
日本の蛇はこれで精いっぱい、フィリピンの蛇は裏も素敵です。
2 件のコメント:
やっぱり身びいきになりますが、日本製のチープな感じの蛇に親しみを感じます。仕掛けとかはあちら製のほうが優れているかもしれませんし、蛇の怖さも表している点で向こうに軍配があがるのでしょうが、、、。第一日本製のは怖さを出そうという意図はなくて陽気な顔をしていますね。色も単純、手間も省いて、、というところが遊んでいて圧迫感もなく、、そこがいいところだと思います。大山周辺のおみやげでしょうか。うちには小学生の頃買った緑色のへびがあったかと思います。
いまどきさん
けっこうな身贔屓ですね(笑)、仕掛も何もフィリピンのも日本のも同じですよ。フィリピンの蛇には、手慣れてはいないけれど、一生懸命つくったよさがあります。怖くないです(笑)。でも簡略化というか、引き算の良さというのが感じられるものがあることには同感です。
この蛇のおもちゃ、ルーツは中国なのかどこなのか、いろいろなところに見られて、おもしろいです。もしかしたら、竹のあるところには必ずあったりして。私も小さい頃、持ってはいなかったけれど、いろいろな観光地で見た記憶があります。
あと紙を畳んだ身体が粘土の頭についていて、ゴムで走る蛇も好きです。いろいろなところで見ました。干支の蛇は好きでないのに、こんな蛇には、ついつい惹かれてしまいます。
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