そして、失敗することもあります。
バターナイフがその最たるもので、結局、固いバターを削れる新兵器はお蔵入り、木の立つナイフに落ち着いています。
もとはと言えば、長く使っていたお気に入りの大匙が失われたあたりから始まったのではないかと思っています。真ん中あたりに見える柄の長いのが、片割れの小匙です。
ドレッシングをつくるときや煮物などのときは感で調味料を加えますが、茄子の冷菜とか、春雨の中華風サラダなどなど、何故か分量を覚えているのも関わらず、必ず計量するものがあります。
また、新しいおかずを試みるときも必要、やっぱり計量スプーンは手放せません。
右端の大匙小匙だけで間に合うところ、なぜか左端の10cc計れる匙もあります。深い形だから役立つと思ったのかもしれませんが、小さじ2杯だけ計れる計量スプーンなんて、何の役にも立っていません。
また、小匙の二分の一や四分の一も計れればいいとも思ったようで、アルミのスプーンセットと、チークのスプーンセットも持っています。これも必要ありませんでした。
小匙の二分の一や四分の一はごく少量、感で十分でした。
それに、柄が短い匙は使いにくく、なかなか手が伸びません。
そしてこのたび、計量スプーンらしからぬスマートな計量スプーンを見つけたことを契機に、引き出しの中でごちゃごちゃしているスプーン類を整理することにしました。
この計量スプーンは、器に添えてそのまま食卓にも出せる美しさ、柄が長いので使いやすく、これだけあれば十分です。
この際、愛着のあった(片割れの)小匙も捨てることにしましたが、大匙小匙がそろっている計量スプーンについては捨てるかどうか悩みました。いつか役に立つかもしれないと。
でも、考えてみれば、このカップがありました。
プラスティック製なので、表面がだんだんこすれてきました。これと同じガラスのものがあったらどんなにいいだろうと探していますが、見つかりません。
計量スプーンと計量カップ、どちらが使う頻度が多いかと言えば、醤油、酢、ゴマ油などの液体類は圧倒的にカップです。
これはイギリスの計量カップですが、オンスなので計量には使えません。
もっぱらミルク入れとして使っていますが、こんな匙計量カップがあったら最高です。
というわけで、これだけ処分しました。
計量スプーンは、何故か穴が開いていて、リングなどでまとめてあります。しかし、大匙だけ使ったのに小匙まで一緒に洗うなどということはなく、では使うときだけいちいちリングを外すかと言えばそんな余裕もなく、考えてみればリングでまとめてあるというのはおかしな習慣です。
そして、これだけ残しました。
木の計量スプーンはこれからもあまり使う予定がありませんが、つくった人に敬意を表して残しました。こんなに薄くつくるのは、大変だったろうと思います。
引き出しの中が、ちょっとだけすっきりした(?)でしょうか。
2 件のコメント:
しっかりした作りの計量スプーン、いいですね。私は量った後、そのまま計量スプーンで混ぜたりするので、やわな計量スプーンの首がすぐ曲がります(笑)。丈夫なものがあればと思っていました。
あのリング、謎ですよね!みんな外して使うと思うのですが。つけたままで大さじ、小さじ使ったら、下は調味料らけですよね~(笑)。
hiyocoさん
そうなんです。アルミ製だけでなく、これまで使っていたステンレス製も曲がっていて、直し直し使っていました。決定版(?)は、https://stylestore.jp/item/EK262-00-0002-B514/です。
全部を束ねているリングは習慣化しているとはいえおかしい、誰もリングでつなげたまま使えないですよね。また、柄が短いのは、たぶん使ったことのない人がつくったんだと思います。
台所道具は、これだと思えるものが見つかると嬉しくなります。毎日のことですから。
水切り籠も満足だったし、後は茶こしかな?気に入っていた茶こしを夫が変なものに使って、こっそり捨てて新しいものに買い替えていましたが、それがろくでもない代物(笑)で、すぐ漉し網が柄の部分から外れます。でもいまのところ、欲しい茶こしが見つからないので、じっと待っています(^^♪
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