2019年7月23日火曜日

村松山虚空蔵堂

先日来、いつかは真弓馬を授与している、東海村の村松山虚空蔵堂に行きたいと思っていましたが、チャンスは意外と早く来ました。
「気分転換に海に行かないか?」
と、夫が言います。何の気分転換?何でもかまいません、渡りに船です。
「ちょっと足を延ばさなくちゃならないけど、東海村に行きたい」
「いいよ」
というわけで、村松山虚空蔵堂に行きました。

原子力科学研究所の隣で、北には東海第二原発があり、南東には火力発電所がある場所ですが、門前の町にはわずかに昔の面影が残っていました。

仁王門

そして村松山は、手入れが行き届いている、威風堂々としたお寺でした。

本堂と鐘楼

縁起は古く、建立は807年(平安)です。
1485年(室町)には戦火で焼失しましたが、すぐに再建されました。
また、1870年(明治3年)には門前の民家から火が出て、当時の伽藍はすべて萱葺きだったため、すべて類焼してしまいましたが、大正時代になってから次々と再建されたそうです。
また、二度の火災にもかかわらず、ご本尊と厨子は運び出され、焼失を免れたました。


本堂の前、右手に鎮座されている牛神です。


そして、左手はどなたでしょう。
もしかして、猫神でしょうか?
つくばに蚕影山神社があるくらいですから、こちらにネズミから蚕を守る猫神がいても不思議ではありません。


絵馬の数々。


大正時代に再建されたとはいえ、大変立派なお寺でした。
不思議なことに、浜から遠いのに、境内も砂地、奥の院のあたりも小高くなっているのに砂地でした。
村松浜には境内から裏山を通って歩いて行けましたが、600メートルほどの距離、車でも行けるかと歩いては行きませんでしたがあとで、歩くしかたどり着けない場所だとわかりました。


阿字ヶ浦から見た、村松山虚空蔵堂あたりの景色です。
左が東海火力発電所、その右あたりに村松浜があるはずですが、村松浜に降りると、そこからはどんな景色が見えたのでしょう。

肝心の真弓駒のお話は明日です。







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