2021年10月25日月曜日

タコバッグ


注文していた、絵本作家土橋とし子さんの手づくりバッグが届きました。


麻布に、シルクスクリーンで土橋さんがプリントして、土橋さんが縫った蛸バッグです。


バッグには裏地も内ポケットもついています。


おまけで、今年のカレンダーが入っていました。


う~ん、土橋ワールドです。


10月、11月、12月と、まだ楽しめます。


土橋さんのカエルコレクション、面白いです。






 

2021年10月24日日曜日

北浦土人形


北浦土人形は、1993年に秋田県田沢湖の近くに工房をかまえた、杉山ハヤトさんのつくる郷土玩具です。
東京や神奈川での美術関係の仕事をする生活を経て、雪深い故郷に帰った杉山さんは、作家さんとしてではなく、地域に根差した「郷土玩具としての土人形をつくる」ことに意味を見ていらっしゃいます。


そして、古くは「邪を払う」という神具的な意味もあった土鈴を、好んでつくっていらっしゃいます。


細部まで美しく描き込まれた猫たち。この招き猫も土鈴になっています。


我が家には、北浦土人形の招き猫があと3、4体棲息していたのですが、土が厚くて重いせいか、2011年3月の地震で割れてしまいました。


土鈴ではない、北浦土人形の中では一番小さい招き猫は、3.11の地震で1匹、耳が欠けてしまっています。
この猫は幸い、耳の欠片が見つかったので修理していますが、たくさんの招き猫が粉々に割れ、欠片がまじりあい、泣く泣く処分せざるを得ませんでした。



それでも地震直後には、割れた猫たちを残念に思うより、割れなかった猫たちが多かったことへの感謝の気持ちでいっぱいでした。
その気持ちは今も変わりませんが、割れてしまった猫たちを写真に撮って、残しておけばもっとよかったとは思います。


北浦土人形には、招き猫のほかに狐、干支人形、なまはげ、河童などもあります。





 

2021年10月23日土曜日

500円玉貯金、パートⅡ

500円玉貯金のことをブログに書いてから、しばらく力を入れてなかった500円玉貯金に、ちょっとだけ力を入れなおしていました。
その前の何年か、500円玉が20枚ほどたまったところで、ちまちまと自分で両替していましたがそれをやめて、手をつけないでためていました。


さて、先日Mちゃんと、手紙の土曜日配達がなくなる話をしていたとき、いろいろ料金の話になり、来年からコインを入金しようとすると、50枚以上は有料になることを知りました。
500円玉を50枚といえば、25,000円。そのつど預ければいいので慌てることもないのですが、久しぶりに猫バスの貯金箱を持ちあげてみました。
結構重い、たまっています。


出してみると、47,000円ほどありました。大漁です。
早速40,000円分をビニール袋に入れて、生まれて初めてATMでのコイン預け入れに挑戦しました。以前は窓口で両替してもらっていたのですが、局の人を煩わしてもと思い、機械で預けて、それと同額を引き出す(旅行貯金は箪笥貯金)ことにしたのです。
ところが、コイン投入口が何とも小さい。もたもたと入れているうちに、途中でその小さい投入口が勝手に閉まってしまいました。数えると手元に6,000円残っています。
ATMが通帳を返してくれたら、さっそく40,000円を引き出そうと待っていたのですが、通帳を吐き出してからもATMは一生懸命働いているようで、チャリンチャリンと500円玉を機械の中で移動させている音がしています。
数分待ちましたが、500円玉の処理に一生懸命のATMは使うことはできません。何か悪いことをしたみたいな気がしてきて、お金を引き出すのは後日ということにして、すごすごとその場を離れてしまいました。

昔は両替がもっと簡単だったような気がします。
今はキャッシュの時代ではない、500円玉貯金は終わりにしろということだと思いますが、500円玉を見ると、ついつい使わないで貯めたくなってしまいます。


昨日は一日雨で、外仕事はできませんでしたが、


今日は晴れます。
ただいま八郷盆地では、朝もやが少しづつ上昇しているところです。



 

2021年10月22日金曜日

我が家のキリストさま


我が家にいらっしゃるキリストは、ほとんどが生まれたばかりの赤ちゃんです。


サントンと呼ばれているフランスの土人形、お菓子に入れて焼いたというフェーブメキシコの土人形などの、降誕人形のキリストです。


ゆりかごの上だけでなく、十字架の上のキリストもいます。
ココヤシの殻に針金で編んだキリストは、ペンダント・トップです。針金を曲げただけなのに、キリストにしか見えないところが妙です。


その昔、シンポジウムのために来日していたフィリピンの若い男性が首にかけていたので、
「いいね、いいね」
と言っていたら、日本を去るときにプレゼントしてくれました。


こちらは、メキシコのミチョアカン州の、パツクアロ湖の周辺の村でつくられた、麦わらのキリストです。
キリストが頭に紫色の飾りをつけていることから、復活祭のためにつくられたのではないかということです。
針金のキリストも、麦わらのキリストも、素朴な材料の素朴なつくりですが、見れば見るほど思いがこもっています。
どちらも我が家では、八百万の神が同席している神棚に飾っています。





 

2021年10月21日木曜日

八郷の秋


先週まで暑かったこの秋、今週は空気が入れ替わり、空もすっかり秋色になりました。


二階の展示室のキャッツウオーク(といっても、猫は一度も行ったことがない)に登って、夏中開けていた、高いところの小さな窓を閉めました。
この窓は小さいけれど働きものです。韓国自然農業の趙漢珪(チョウハンギュ)さんの鶏小屋のつくり方の原理の応用で、暑ければ暑いほど、低い窓から外の空気が入ってきて家の中で対流が起こり、熱い空気は高い窓から逃げていくので室内は涼しくなるというものです。
ビニールハウスの仮設小屋をつくったときも、その鶏小屋の原理で上下に細長い窓をつくりましたが、母屋にも取り入れ、おかげで夏、二階が暑すぎるということはありません。


さて、キャッツウオークから展示室を見下ろすと、いつもとは違った景色が展開しています。


しかし、景色を楽しんでいる場合ではない、高いところの掃除が行き届いていません。


八郷の秋は、夕焼けも月もきれいです。





 

2021年10月20日水曜日

続・集熱箱


集熱箱の続きです。
水下(みずしも、下端)の金具を取りつけた後、まず真ん中あたりに1枚ガラスを置きました。


そして、次のガラスを置いては、間に留め金物が過不足なく嵌るか調整しながら次々と置いて行きます。
留め金具はガラスの上から、ガラスとガラスの間に収まるように置くのですが、上下の幅がちょっとでも違ったら、ガラスを持ち上げて置き直します。


私たちはその間、下に投げていただいた段ボールなどを片づけることくらいしかできませんでした。


瓦屋さんは、昨日は朝8時前には来てくれて、暗くなるまで働いてくれました。
その間、ちらっと足場を登って、邪魔しないように見学しましたが、ガラス留めの金物にカバーを被せる前の写真を撮り忘れました。


で、今朝の写真です。


留め金具の上には、それを覆うカバーの金物がすでに被せてあります。
ガラスの下、水下だけは密封しないで、わざと隙間を取っているのがわかります。






2021年10月19日火曜日

集熱箱ができそう!


先週土曜日に、注文していた強化ガラスが届きました。
集熱箱の工事は自分たちでやるつもりでしたが、瓦との取り合いや板金屋さんの仕事もあり、結局瓦屋さんに丸投げすることになり、大助かりです。


ガラスを、屋根の上にどうやって上げるかも悩んでいたところでしたが、以前息子がつくった天空の作業場に、瓦屋さんが手であげてくれました。


南側の屋根は、集熱箱の上部の瓦は雨仕舞のために高くしなくてはなりませんが、集熱箱が乗ってないところには、瓦の高低差がありません。それをどう処理するかも問題でしたが、集熱箱の上部は、集熱箱がないところの瓦とは別物として処理されています。


また、北側の短い軒は、南側の高くした瓦との取り合いが問題でしたが、これなら棟瓦の積み方で十分うまく収まりそうです。
瓦屋さんの仕事、芸術的です。


今日は、ガラスを押さえる金物を取りつける作業からはじまるのでしょうか?
もしかしたらガラスを並べるところまで行きそうです。