2018年6月28日木曜日

チャムの絣


カンボジアのチャム人の絣です。
カンボジアに住んでいた時、部屋についていた本棚に絣でカバーをつくり、衣類を入れていました。というのも、部屋は三階にありましたが、カバーしておかないと、すぐに外から舞ってきた埃がつもってしまうのでした。

チャム人たちは、おもにカンボジアやヴェトナムの中南部に住んでいます。ウィキペディアを見ると、カンボジアに住む人口が最大の30余万人、ヴェトナム、マレーシアなどにも住み、合計で50万人ほどです。
民族グループとしてはマレー系で、2世紀から17世紀の間は、独立した海洋国家、チャンパー王国をつくっていました。



プノンペンの市場の布屋さんで時たま見かけるチャムの布は、化学染料で染めた薄手の絣で、どれも青、えんじ、黄色、緑などの組み合わせでした。
チャムの絣は、男性のサロン用に織られたもので、予め2ヤードに切って売られていますが、めったに同じ模様の布がありませんでした。
これは、布端が赤いサロンが2枚あったので、それをつなげて広くしたもの、とても気に入っていたので、どうして今持っていないのか、不思議です。化学染料の質が悪くて、洗えば激しく色落ちし、退色も早いので、だいぶくたびれていたのかもしれません。

クメールの人たちが織る絣は絹、しかも表が光沢が出るように綾織りで織りますが、チャムの絣は木綿で平織りです。そして、縞や格子も組み合わせた、あっさりした模様です。
二十一世紀に入ってから、カンボジアは大きく変貌したと聞きますが、チャムの人たちは今でも絣を織っているでしょうか?







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