2018年6月23日土曜日

木の人形たち


ろくろ細工の、オランダの人形です。
防寒着を着て、帽子をかぶったおじさんでしょうか、少年でしょうか?

パキスタン

二手に分かれて遊ぶ、サッカーゲームの人形に間違いないと思ったのですが、いろいろなゲームを見てみると、サッカーゲームの人形は、だいたい腰の上あたりに棒を通してあります。


ところが、この人形の穴は首にあります。


以前手に入れたイギリスの人形も、首に穴(右の人形に穴が見えている)が開いています。
イギリスの人形はボーリングのピンで、首に開いた穴はしまうときのためのものだという説もありますが、どうでしょう?
なにも、こんな小さな穴に、いちいち紐を通して束ねなくても、仕舞うことができます。

工場製品

このゲーム盤を見ると、横並びの人形たちは同じ角度になっているので、棒に対して動かないようにしっかり留めてあることがわかります。

工場製品
  
また、サッカーゲームの人形たちを見ると、必ずしも自力で立つことができるようにつくられていません。
オランダの人形がサッカーゲームの人形ではないとしたら、そしてイギリスの人形も、ボーリングのピンだとしたら、なぜ首に穴が開いているのかは謎のままです。



サッカーのルールも知らないので遊べそうにもありませんが、こんなに素敵な手づくりのゲームを見ると、家が一段落したらつくってみたい気もします。と言ってもつくらないと思いますが。


身体に不似合いな、変な腕を持ったおじさん人形は、どんな遊ばれ方をしてきたのか、何も語っていません。


さて、おじさん人形は、色の取り合わせや手触りから、手の取れたフランスの人形を思い出させます。
この人形に手をつけてやりたいのに、どんな手がいいのか思いあぐねたまま、はや幾年月経ってしまいましたが、ろくろ細工のおじさん人形のような簡単な手でもいいんだと思えば、気が楽です。

フランスの人形は、胸が出ているので、長い間女性だとばかり思っていましたが、ブーツといい、セーラー服といい、兵隊のおじさんに見えてきました。


というわけで、おじさん二人の邂逅、
「あんじょう、仲良くしたってや」
「おうよ」
ろくろ人形の方も兵隊さんでしょうか?





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