2018年12月3日月曜日

雨の皿


たったの10センチのお皿の中に、一つの世界が広がっています。
様式的な花鳥ではなく、川(池)、橋、柳、雲と雨、そして雨の中を傘を傾けて行く人を描く動機とは、いったいどんなものだったのでしょうか?
しかも、一枚ではなく、何枚も、何枚も。


毎日使うのに、無地のお皿もいいけれど、見知らぬ風景が描かれているお皿も嬉しいものです。
いっとき、別の世界にいざなってくれます。


柳には葉がある(?)、六月の雨でしょうか?







4 件のコメント:

昭ちゃん さんのコメント...

姐さん
何と日常生活の中で使うお皿の味気無さを、
四季折々の風景が楽しいですね。
話が弾むでしょー 

さんのコメント...

昭ちゃん
素敵でしょう(^^♪
仕事が面倒であればあるほど燃えたと思われる昔の職人さんに、タイムスリップして、その心意気を尋ねてみたい感じです。

kuskus さんのコメント...

傘をこんなにすぼめてさすほど激しい雨の中を
荷物を持ってどこに行くんだろう?
欄干もない橋の上、足元は見えるのかしら?
などなど。。。この絵から想いは膨らんでいきますね。
物語の感じられる「雨の皿」、いいなぁ。

さんのコメント...

kuskusさん
私も何故傘をきちっと開いていないのかしらと思いました(笑)。浮世絵、傘で検索したら、けっこうちゃんと開いている絵もあるのに...。
そうそう、こんな絵を描いてあるのを見ると、「お皿とは何か?」なんて考えたりもします。