2022年2月2日水曜日

素敵な建物

大工仕事に夢中で、写真を撮ることなどすっかり忘れて過ごしてしまい、今日は何のトピックもありません。
そこで、
最近目を奪われた他人さまの写真をお借りして、お茶を濁します。


1枚目はいまタイに遊びに出かけている、タイ好き好きのHさんの写真、マハナコンタワーです。
タイの現代建築は遊び心があって、日本のビルや集合住宅とは一味違うのですが、これはまさにタイならではのビルに見えます。この下に素敵なカフェがあってそこからの写真ですが、ビルの上の方にガラスのテラスがあるのが見えますか?
Hさんは先日、このガラスのテラスに立ったそうです。高いところがわりと平気な私ですが、写真を見ただけで脚がふるえてしまいました。


2枚目は、art & antiques UNTIDYのブログに載っていた、アメリカのペンシルバニア州の炭鉱の、19世紀の建物です。
壁は木を張っているように見えます。構造はいったいどうなっていたのか、アメリカにも鉄骨づくりがあったのかどうか、それともコンクリートなのか?
機能だけを追求した建物には、得も言われぬ力強さがあります。

追記:

炭鉱の建物について、もっと詳しく知りたいと思って検索したにもかかわらず到達しなかったのですが、hiyocoさんが「アメリカの大規模木造建築」というサイトを見つけてくれて、完全に木造建造物だったことがわかりました。
ペンシルバニア州のSibley(会社名)の粉砕場は1866年とありました。

ほかにも、大規模な木造の粉砕場がたくさん載っていたので、転載させていただきました。すべて、ペンシルバニア州のものです。


Storrsの粉砕場、1905年。


Bast collieryの粉砕場、1920年。
これなら木造とすぐわかりますが、Sibleyの粉砕場は、木造と考えるには想像を超えていました。


Forty Fortに建つ粉砕場、1905年のものです。


Duryea Coal Minesの粉砕場。


そしてPlymouthの粉砕場、1901年です。
すごい木造の技術があったのですね。
hiyocoさん、ありがとうございました。







6 件のコメント:

hiyoco さんのコメント...

ペンシルバニアの建物はすごいですね!
探してみたら関連の記事がありました。鉄骨とかは使われていないようです。
https://www.designer-daily.com/massive-wood-structures-of-americas-early-20th-century-109961

さんのコメント...

hiyocoさん
実は私ももっと詳しいことがわからないかと、いろいろ検索したんですよ(笑)。でもたどり着きませんでした。
まさかの完全な木造で、しかももう残ってはいないんですね。木材は手に入りやすかったとしても、つないでいくのとか、とっても大変だったと思われます。
アメリカのほかの場所の木造の石炭粉砕場も素敵だったので、載せておきました。
ありがとう。

af さんのコメント...

hiyoko探偵事務所、すごいですね~。相変わらず。
どうやって検索して、たどり着いたんですか?

hiyoco さんのコメント...

最初はペンシルバニア、石炭で検索しましたが、すぐに日本語じゃ無理だとわかったので、Pennsilvania, coal mineで検索し、似た作りの建物の画像が出て来たので、それをキーに探していくとSibley Breakerが見つかりました。最初「人の名前かな?」と思いました(笑)。たまたまこのSibleyを含めたいくつかの粉砕場を建物としてフィーチャーした記事があってよかったです。巨大建物の中ではBraker boysという石炭の選別を行う子供たちが多数働いていたという負の側面もあるようです。

af さんのコメント...

なるほど、画像検索を活用されたのですね!さすが、hiyoco所長です。
最近は資料作りをするのに、文章より画像で伝えろ、画像で伝わってはじめて読んでもらえる、などと言われていて、画像の重要性が高まっていると思います。

そして!このサイトにある大規模木造すごいですね~@@
今、脱炭素の流れで木造がフィーバーしてますが、当時の材で、これだけのものを造ってしまうなんて!!!

古代出雲大社へのロマンが復活してきました~。

さんのコメント...

afさん
hiyoco探偵もすごいけれど、木造すごいです。
高さを出すときはどう木をつないだのか、どんな釘を使ったのか?
最後の写真で、すこしだけ構造体のつくり方がうかがい知れますが、うかがい知れるのは筋交いの扱い方だけ。何もない空間で木を縦につないでいくのって、サーカスみたいです(笑)。