2013年3月2日土曜日

同じ場所から



しばらく前に、友人Kが遊びに来た時に撮ってくれた写真があります。
まだ、骨組みばかり目立ちますから、2007年頃の写真のようです。
 

「作業の過程を、その時々に写真を撮って残しておけばよかったのに」
と言われることがありますが、いつも夢中で、写真で残すことなどすっかり忘れています。だから他人さまに撮っていただいた写真が、昔をしのばせてくれたりします。


寝室の外から、居間の方を眺めた写真です。
外壁をまったく張ってないので、光がたくさん入ってきています。
間柱を入れ、抜きを入れ、壁をつくろうとしている様子が見えます。左手前に見えるビニール袋はウールの断熱材です。屋根の下、外に面する壁には全部入れたので、一時は大きな断熱材入りの袋がいくつもあって、たくさんのスペースを占領していました。


壁があるので外からではなく、寝室の中で同じ方向を向いて撮ったものです。右の扉はお手洗い、左のクローゼットの扉はまだついていません。


二階から、居間の方を見降ろした写真です。
ストーブは運んで来たのを置いてあるだけ、まだ定位置に設置していません。

床を張る前の室内は、材料が傷まない最上の物置だったので、重い窓サッシをはじめ、各種材木、断熱材など、いろいろなものを、所狭しと置いていました。床を張るなど、作業が進むにつれて、それらを別の場所に移動させなくてはならず、それがけっこうな仕事でした。

というのも、最初は壁が全くなかったので、なんでも運び込むことが容易でした。ところが、壁をつくってしまうと簡単に動かせません。よく考えておかないと、置いてあるものが長すぎたり、大きすぎたりして、運び出せないことになってしまいます。もちろん、そんなことにはなりませんでしたが。


今、写真を撮ったらしい位置には壁があって、二階から見下ろすことはできませんが、 だいたい同じ位置の写真です。


二階の、東を向いて撮った写真です。
手前の柱のすぐ向こうが階段室で、今ではOMソーラーの機械室になっているところに棟木が見えています。まだ床は張っていませんが、踊り場というか、階段を上り切ったあたりに、仮の床が見えています。
下からの高さもあり、足場が悪いので、階段室の上にOMの機械類を入れる部屋の床をつくったり、二階の壁をつくるために作業するのは、一部コンクリートの床があるとはいえ、結構大変でした。
正式な階段がついたのは、住みはじめてしばらく経ってからでした。


同じところから撮った写真です。
上の方、四角く穴があいているのが、OMソーラーの機械室です。扉をつける予定ですが、いつになるかわかりません。
二階は、工事中は明るかったのですが、展示室にするために、光が入らないよう壁にして塞いでしまったので、今では照明なしでは、広間も薄暗くなっています。


13 件のコメント:

hatto さんのコメント...

ふんだんに使われた木、これだけしっかりと組まれた家屋なら地震がきても倒壊しにくいでしょうね。断熱材ウールは注目されていますが、やはり冬暖かく夏も過ごしやすいですか?土に還る素材でつくられた気持ちの良い家ですね。うらやましい~。

さんのコメント...

hattoさん
材木は地元の杉ですが、値段を聞いたらのけぞるほど安いんですよ。自分で建てると、やっぱり5分の1くらいの値段で建てられます。もっとも自分の手間賃を計上すると、大工さんに頼む5倍くらいになりますがね(笑)。
ウールはよく宣伝しているオーストラリアのものでなく、あまり宣伝していないニュージーランドのものを使いました。湿気を吸ったり吐いたりするのでよいみたいです。冬暖かく、夏は二階も熱くなりません。でも、地震の時は外から見ていて壊れると思いました。紙でできているように揺れていましたから。二度と起こって欲しくないです。

さんのコメント...

hattoさん
反対でした。ウールは、宣伝しているニュージーランド産ではなく、宣伝していないオーストラリア産でした。

hatto さんのコメント...

煙突の穴は、真上にまっすぐのばして(煙突を)屋根に穴があいてますか?雨漏りを心配して横にパイプ(煙突)をのばしてほしいという方もみえるそうですが、春さん宅では雨漏りなどはどうでしょ?

さんのコメント...

hattoさん
煙突業者からもストーブ作家からも、煙突内に煤がたまらないことなどから、まっすぐが基本で最高と言われました。
夫が施工して、瓦屋さんが上から鉛の板で押さえて、その上に瓦を敷いてくれましたが、全く問題ありません。
また、煙突自体は屋根がついて、周りに板もねじれながら貼ってあるイギリスのものですので、煙突からは雨も風も入りません。普通、煙突代と北欧の鋳物のストーブと約同額と言われていますが、我が家では、煙突代の方がストーブ代よりずっと高かったです(苦笑)。

はっと さんのコメント...

春さん、ありがとう。やはり真っ直ぐが基本ですね。そして鉛の板を敷くんですね。これと同じ工法でつくっていらした方が、施主さんから雨漏りしたら全責任をおってくれ、、といわれ一筆かいたそうで。ちょっと春さんのお尋ねしてみようと思った次第です。しかし、四月も終わりというのに寒いですね、、、。今日はストーブつけました。明日は、一気に24度にあがるとかで若芽も一気に伸びそうです。

さんのコメント...

hattoさん
煙突を買うと施工の仕方が書いてあるんじゃないでしょうか?我が家は煙突からも熱が取れるように、屋根裏から50センチほど下まで一重、その上は二重煙突になっています。室内から見ると、屋根裏に煙突と同じ色の鉄板が貼ってありますが、中に熱を遮断するもの(煙突とセット)が入っていると思われます。
ガルバリウムの屋根で、屋根と屋根裏の間に吹きつけの断熱材を入れた友人が、「素人では煙突はつけられない」と諦めて石油ストーブを使っていたのですが、この冬の寒さで我慢できず、大工さんに頼んだらいとも簡単に屋根に穴を開けてくれたと言っていました。暖かさが段違いでした。石油ストーブは周りしか温まりませんが、よい薪ストーブは家全体が温まります。
我が家も今日はストーブを焚いています。

hiyoco さんのコメント...

古い記事にコメントです(笑)。
懸案になっていた我が家の廊下のフローリングをついに直すことにしました。自分でやろうと思っていましたが、夫は全くやる気がないのでさすがに一人では無理。知り合いの表具屋さんのつてで大工さんに来てもらうことになり、桧の縁甲板を2坪分張ってもらって、私が塗装することにしました。未晒しミツロウを塗ろうと思っていますが、ちなみに春さんちの床は何を塗りましたか?参考までに教えて頂けたら!

さんのコメント...

hiyocoさん
我が家はフローリングではなくて、3cmの無垢の杉板を使っています。杉は塗装なしです。犬がいつもいるところは汚れたりしますが、水拭きだけです。かまちのような傷みやすいところは、松かケヤキを使っていて、そこには未晒しミツロウを塗っています。ミツロウはサンダーにスポンジのような部品をつけて、ぐるぐる回しながら浸みこませています。ミツロウとエゴマ油を混ぜたものもいいと聞いています。
棚は塗装なしですが、テーブルも未晒しミツロウで仕上げています。お風呂場には水に強い檜を貼りましたが、それも無塗装です。無塗装は水に濡れた鉄(缶詰めの缶など)を置くとあとが残るのが問題ですが、テーブルでないとそう心配することもありません。もしひどく汚れたら、油水クリーナーキューブで、水を多めにつけながら擦ると、たいてい落ちます。

hiyoco さんのコメント...

杉板で塗装なしですか~!リビング横の水槽を置いている部屋は畳を捨てて、自分たちで2cmの無垢の杉板を敷きBRIWAXという蜜蝋を塗りました。塗ったのは10年以上前で再塗装していないので、だいぶ剥げて未塗装に近いものがありますが全然問題ありません。その部屋を表具屋さんに見せてこんな感じでやりたいと言ったら、無垢の桧の縁甲板を今のフローリングの上に張るということになりました。
今回そのBRIWAXの残りを使おうと思ったら、これは家具用で滑り過ぎるので床には使わないでくださいという表記を今更見つけ他を探した次第です。候補の未晒しミツロウは蜜蝋にエゴマ油が入っているものなので、それにします!ありがとうございました~。ところで油水クリーナーキューブって何ですか???

さんのコメント...

hiyocoさん
私も何と言ったらいいかわからなかったので、生まれて初めて箱に書いてあった「油水クリーナーキューブ」という言葉を書きましたが(笑)、通称はなんと言うのかしら?スポンジみたいな素材で35mmくらいのサイコロになっていて、それに水を含ませて、ガス台の上とか掃除するものです。洗剤なしで油汚れを軽くこするときれいになり、一つ使ったらあちこち拭いて使い捨てられるので、重宝しています。
私が名前を知らないだけで、もしかしたらhiyocoさんの家にもあるんじゃないですか?
毛布についた犬の毛など取るものも、「ごろごろ」と言っているけれど、本当は名前があるのでしょうね。大工道具なども二人で、「あれあれ」とか、「くるくるするもの」とか、言っているうちに、それが通称になっちゃって(笑)。

hiyoco さんのコメント...

もう笑いが止まりません、ククク。。。白いスポンジですよね?はい、もちろんよく使っていますよ!代表的な商品名「激落ちくん」で通じると思います。正式にはメラミンスポンジですね。プラスチック製品などには「メラミンスポンジで磨かないで下さい」など注意書きがありますので、その時は”油水クリーナーキューブ”のことだと思って下さい。ちなみに、うちは「ごろごろ」じゃなくて「コロコロ」です。

さんのコメント...

hiyocoさん
正式名なんて初めて聞きました(笑)。あれにも名前があると知ったのは、家に遊びに来ていた子がテーブルについてしまったシミを見て、「○○を貸して」と言うので、「んっ?」と言ったら、「これこれ」と、たまたま調理台に転がっていたのを持って来て、しかもコップに入れた水をタラタラたらしながらこすって、「ほらね」と消してくれたのですが、一度聞いた名前は「激落ちくん」でもなければ、「メラミンスポンジ」でもなかったような(笑)。
昔は各サイズがセットになったものを使っていましたが、今は一番小さいキューブだけ使っています。