2016年2月9日火曜日

スウェーデンの曲木の箱

 
調理台の一角に、お茶を置いています。
もっとたくさんあった茶筒やお茶の缶は、しばらく前に整理しました。というのも、普段は柿茶かルイボスティーを、保温ポットにつくり置いて飲んでいるので、他のお茶を飲もうとしたときに、お茶入れが多いとどれに何が入っているかをすっかり忘れていて、いつも決まりきったお茶しか飲まなかったからです。

茶筒やお茶の缶に入りきらないお茶は、袋のまま木のボウルに入れていましたが、ボウルの中は、いつもごちゃごちゃしています。
見慣れると、まったく苦になりませんが、ふとしたときに別の目で見ると、見苦しいものでした。


というわけで、思い立ってスウェーデンの曲木の箱に収めることにしました。
この箱は、「このところ老骨、老筋肉に鞭打って超人的(?)に働いているし、誕生日も近いから、自分にプレゼントをしてもいいんじゃない?」、という理由を勝手につけて、手に入れたものです。

長径が44センチ、奥行きが28センチもある大きな箱なので、お茶を一切合切入れてしまえば、調理台の上はすっきりすること間違いなしです。


日常的に使うものは、使い勝手がよくなければ、すぐ使わなくなります。
両手を使わなくては開かないもの、蓋を開けるのに力が要るもの、精巧にできている華奢なものなどは不向きです。
その点、この箱はざっくりしている上に、開け閉めがとても簡単、片方の留め具がくるくる回るつくりなので、それを回して蓋を外します。


茶筒は、いずれはやめるかどうか考えるとして、とりあえずそのまま収めました。
ここに置ききれないで、別の場所に置いていたお茶も、まとめました。

これまで、決まりきったお茶しか飲まなかったので、中には賞味期限がとっくに切れたお茶も混じっていましたが、整理して以後、風通しがよくなって、いろいろなお茶を楽しめるようになりました。


この箱は、19世紀につくられたもののようです。
デンマークの野外博物館で見た、昔の台所を思い出す箱です。







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