2020年10月10日土曜日

ダッチドール

梯子をかけて高いところを掃除していたとき、ダッチドールを飾った木箱を降ろして、埃を払いました。


以前の写真を見ると、ダッチドールは1体で飾ってあります。
幅の広い木箱に1体、バランスが悪いだのなんだの言われたので、何度か木箱を切って細くしようと思いながら、ばらしてつくり直せるものかどうか、自信は持てないまま、そのままにしていました。


いっそのこと、2人いれば問題ないんじゃないのと、海外のオークションサイトで当時の服を着たダッチドールを見つけたのは、2年位前だったでしょうか。


服を着たダッチドールを迎える前、何度か裸のダッチドールに服をつくってやろうとしましたが、布選びからして難しいものでした。
できれば古い布がいいのだけれど、西洋の布は持ってないし、和布では合いません。柄の細かいインド更紗なら似合うだろうけれど、持っていたとしてもはさみを入れることができるとは思えません。
ジャワ更紗なら、いくらか端布もありますが、柄が大きすぎます。というわけで、諦めて裸のままで飾っていたというわけでした。


ダッチドールは、襟ぐりを大きく開けた服が着られるよう、胸のあたりまで白く塗ってあります。ところがこの人形は、襟元をきっちり締め上げた服を着ています。
今はもう糸で縛りつけているので、後ろを見ることができませんが、スナップで留めてあったような気がします。


それにしても、箱を半分に切らないでよかった。裸のままの人形を飾ってもそうおかしくないし、私的にはこの取り合わせで気に入っています。
どちらも、1900年前後のものでしょうか。


2体になってから、訪問者でダッチドールに注目した人はいません。たぶん、2人になったので、景色として違和感がなくなったのかもしれません。

以下、ネットで見つけたダッチドールをいくつかUPしてみます。


左側のダッチドールのこの服、少女の憧れが詰まって、これぞ正統のダッチドールの衣装という感じがします。


これらも、手作り感満載で好感が持てます。
おばあちゃんが、孫のためにつくってあげたのでしょうか?


ドレスの下には、ペチコートが。これも、襟元がきっちりしたドレスです。


ペニーダッチドールは、長い間、あちこちでいろいろな衣装を着て、子どもたちと楽しいときを過ごしたに違いありません。







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