2020年10月31日土曜日

土鈴に鈴

猫に鈴がつきものなのは、いつ頃からなのでしょうか。
猫の首輪を買おうとして、鈴のついてない首輪を見たことがありません。仕方なく鈴つきの首輪を買いますが、いつも音がしていては猫がうっとうしいだろうと、すぐに鈴を外してしまいます。

招き猫にも、鈴の絵つけがしてあったり、実際に首に鈴がついていたりします。そして、招き猫自体が土鈴になっているものもあります。



いまどきさん(吉田義和さん)のつくる伝統今戸人形は、底に切れ目はありませんが、中には土の玉が入っていて、どれも振るとからからと音がします。鈴の形をしてない鈴になっています。



貯金玉(貯金箱)や手あぶり以外は、台座つきの猫も、お福さんの抱かれた猫も、すべて鈴になっています。



さて、これは京都のお土産猫、首にはひもを巻いて、鈴をつけています。ところが、招き猫そのものも土鈴になっています。



ちょっと面白い、鈴つき土鈴でした。






 

2 件のコメント:

hiyoco さんのコメント...

売っている猫の首輪に鈴が付いているなんて全然知りませんでした!!!すごくびっくり。
犬のには付いていないのに、なんで猫のには付いているのかな?見えない場所にいっても居場所がわかるように?
土鈴って前後を別々に作って、後からくっ付けるのですか?中の玉をどうやって入れるのかなって考えてしまって(笑)。

さんのコメント...

hiyocoさん
不思議ですよね。
ネットで見ると鈴をつけたまま猫の首に首輪をつけている人の多いこと。私が猫だったらうっとうしくて気が狂いそう、「やめて!」と言うでしょう。家の中で飼うからでしょうか?ネズミも獲れませんよね。
そうそう、我が家のトラは17歳ですが、この数年狩りをしなくなりました。毎日のようにネズミを獲ってきていたのにね。アクセントだからと長く首輪はつけていましたが、この夏からそれも外してやりました。
土人形は、前後を別々に型の内側に粘土を押さえつけるように形づくって、それをちょっと乾かしてから型から外し、土をドロドロにしたもので張り合わてつくります。土鈴にする場合は、中に泥でつくった小さな玉を入れます。土鈴は、後から底の土を切り取って穴を開けますが、今土焼きは伝統的に中に玉を入れるけど閉じてあります。