2017年9月9日土曜日

『空からのぞいた桃太郎』


発売されたばかりの、『空からのぞいた桃太郎』(影山徹著、岩崎書店、2017年)という、絵本です。


誰でも知っている桃太郎のお話が、すべてが空からのぞいた鳥観図で描かれています。


『鹿の王』のカバーの絵も素敵でしたが、影山徹さんの桃太郎の絵は、素敵な広がりを見せています。


桃太郎はすくすく育ち、


ある日、鬼ヶ島に鬼退治にへと出かけていきます。
 

その鬼ヶ島で、鬼は楽しそうに暮らしていました。


そんなところへ、桃太郎、猿、犬、キジがやってきて、大暴れして、鬼の犠牲者は続出します。


とうとう、鬼の大将が降参して宝を差し出しました。


その宝を持って、桃太郎はおじいさんとおばあさんのところへ凱旋しました。

桃太郎の話は四、五世紀にはじまったようです。
また、 柳田国男、福沢諭吉、芥川龍之介などなど、桃太郎の話は一体何かという桃太郎研究はたくさんあるようです。

この本は淡々と、桃太郎の鬼退治を追っていますが、これを見ながら、桃太郎は誰?犬、猿、キジは吉備団子をもらったらどうして家来になったの?鬼は誰?といったことを考えるのもまた、いいことでしょう。







2 件のコメント:

あかずきん さんのコメント...

あってしかるべし、な発想なのでしょうが、絵にするのって
めっちゃ難しい?と思います^^
凄いですね~
読んでる子供達の最高な笑顔が目に浮かぶ!

PS
洗濯表示✖な商品は異素材の組み合わせ(皮・ナイロン)
ドライも出来ない素材がデザインの中に入っているそうです^^
クリー二ングする方がリスクを負えないそうです。

さんのコメント...

あかずきんさん
空からのぞくのって、ワクワクしますよね。でも、農村風景とかは書きやすいけれど、描きにくい場面もあると思います。
武井武雄なんかは、鳥観図も織り交ぜていましたが、鳥観図だけの本は、確かにあまりありませんでした。

洗濯表示×のもの、お知らせして下さってありがとう(笑)。そうか、革なんて、洗ったらどうなるかわかりませんね。
クリーニング屋さんはどうやっているのか知りませんが、私が「ドライクリーニングの洗剤」を買ってやっていた時は、ドライと言っても液体でした。それを売っていた友人が、「クリーニング屋さんでは何度も使った汚い液体でやっているけれど、自分でやったら汚れていない洗剤を使える」と言っていましたが、クリーニング屋さんの現場を知らないので、真意のほどはわかりません。
その昔、友人が廊下に敷く細長い敷物をクリーニング屋さんに出したら、平行四辺形になって返ってきたと騒いでいました。敷物を頼んだのは息子の同級生のお母さん、クリーニング屋は息子の同級生のお父さん、つまり同級生の親同士で、すっかり険悪になってしまって(笑)。あれからどうしたかなぁ?どう決着がついたか忘れてしまいましたが、個人クリーニング屋は、今では生き残れていないでしょうね。