2018年11月3日土曜日

逆子

「Y子、逆子だって」
しばらく前、長男が言いました。
「そう、Y子もか。あっちょのときは、Kさんに治してもらったけど、そうする?」
「まだ時間があるみたいだから、もうちょっと様子を見る」
Y子は、逆子が自動的にひっくり返る時期をちょっとすぎていました。


次男夫婦は東京大学のそばに住んでいることから、9年前にはなちゃんを産んだ時は、東大病院で診てもらっていました。しかし、天下の東大病院をもってしても、どうしても逆子が治らず、帝王切開することになっていました。
「整体師のKさんに訊いてみようか?逆子の治療はやったことないけど、治せるとは言っていたよ」
「やってもらいたい」
ということになり、Kさんに訊くと、
「やってみる」
との返事でした。

その昔、元同僚のMさんの逆子が、お灸で治りました。
足の小指のそばにお灸をしたら、赤ちゃんがくるっと回ったというのです。その不思議な話を、Kさんにしたことがありました。
そのとき、
「やったことないけれど、原理はわかるから、おれにもできるだろうね」
と言っていたのを、私は覚えていたのです。
そのとき、あっちょはたった1時間の治療で、あっさりと逆子が治りました。

Kさんは、温熱機というものを使って治療します。
例えば、私が筋肉を使い過ぎて肩と腕が痛すぎるので診てもらったとしたら、痛い筋肉を直接ほぐしてくれるというより、温熱機で肝臓や腎臓を温めて身体全体の血流をよくし、結果、肩や腕も楽にしてくれるという方法です。


さて、もう少し様子を見ると言っていた長男から、Kさんに治療してもらいたいという連絡があったのは間もなくでした。
妊娠21週目のY子がやってきて、Kさんに治療してもらいました。
治療後、迎えに行くと、
「けっこう骨盤が硬くて開きにくかったね。逆子は今日はひっくり返らなかったけど、体操を教えたから。体操していると、たぶん大丈夫じゃないかな」
と、Kさんが言いました。
あっちょのように一度で解決することばかりとは思ってはいなかったものの、私はちょっとだけ不安でした。
「もっとやってもらった方がいいかな?」
「まぁ、その方が確実だろうけどね」
と、万全を期して、2週間後にもう一度治療してもらうことになりました。

ところが、二度目の治療を待たず、10日後に連絡が入りました。
Y子が体操していたら、赤ちゃんが動いた感じがあったので、病院に行って確かめてもらったら、逆子が治っていたというのです。
そして、Y子は私と違って、治療を受けた感じで治るだろうと信じていたので、そう驚かなかったということでした。


Kさんすごい!万歳です。
なんと、孫が二人とも逆子で、その母親たちは二人ともKさんのおかげで帝王切開しないで済みました。





4 件のコメント:

af さんのコメント...

良かったですね!私も2回目は逆子で海外での出産で、帝王切開でも3日目に退院とか、なにかと痛く辛かったことが思い出されました。
整体Kさん、何かの時は頼りたいです^_^

昭ちゃん さんのコメント...

私が書いたらおかしいかなー
炭鉱時代社宅で三人とも、
陣痛が始まると慌てて産婆さんの処へ
「慌てないでよかバイ」だもんね。
「三人女で喜んでいるのはあんただけバイ」っと。

さんのコメント...

Akemi Fujimaさん
そう、看板に「肩こり腰痛センター」と書いてあるので、誰も逆子が治せるなんて思いませんよね。いっそ、「肩こり腰痛逆子センター」と書いたらいいけど、もっと???になってしまいます(笑)。確か、西洋医学の医師免許がないと「治療」という言葉が使えないはずです。
Y子が行く必要がなくなって、Kさんは損したので(笑)、不肖このわたくしが代わりに行きます。私は不整脈ですが、何とかなるでしょうか?

さんのコメント...

昭ちゃん
かわいいですよ女の子!お雛様とか飾れて、ばるたんさん以下素敵に育って最高です!もっとも、男の子しかいなくても、私はお雛様を飾っていますが(笑)。
友人には産婆さん(助産婦)している人いますよ。この辺りにもいらっしゃるみたいです。もっとも八郷には、助産婦なしで自力で産んだ若い人もいますが!!!