骨董市で、珍しいことに玩古さんのおやじさんがごちゃごちゃと、古いビンを箱に入れて持っていました。もっとも、おやじさんは商品集めに一貫性がないので、そこがまた、何があるかわからないという楽しみにもつながるのですが。
上に乗っていたラムネやソーダのビンなど大きなビンを丁寧によけると、下に小さなインクビン、薬ビンなどあり、その中から糊ビンと染料ビンを取り出してみました。
「この糊ビン、持っていたかしら?」
似たビン、しかも蓋つきが我が家にあり、同じではないかという気もしました。
でも、気泡がいっぱい入った素敵なビンなので、もし同じものがあれば、ラベルをはがしてビンを楽しめばいい、そんな気持ちでいただいて帰りました。
みやこ染は、ベークライトの蓋のものはこれまで持っていませんでした。
毛糸・毛織物専用の染料ということで、蓋のマークは毛糸玉になっていて、ビン底にはラベルが貼ってありました。
家に帰ってから、中に入っていた染料を捨てて、ビンを洗いました。
蓋は劣化はしていましたが、歯ブラシでこすると、少しきれいになりました。
右のビンが今回買ったもの |
縦書きのものの方が、古い形のビンから踏襲されているので、時代は古いのではないかと思いますが、真意のほどはわかりません。
そのため、ラベルはそのままにして、中だけをきれいに洗いました。
すでに持っているかと、私が思ったのも無理はありません。
ニシキ糊、東京糊と日の丸糊は、文字といい、色といい、意匠がそっくりでした。
ニシキ糊と東京糊だけのときは、ビンの大きさも違うので、はっきりとは意識できませんでしたが、並べてみると、瓜三つでした。
7 件のコメント:
ほんと瓜三つ!同じところが作っていたのかな?右書きと左書きがあるので時代が違うと思いますが、ちょっと名前変えてみるか~と軽いノリで。糊だけに(笑)。
瓶3兄弟のようですね、色彩から何から何まで統一されてます。そういえば以前に「染め粉瓶」を春さんが投稿していたもので、エンボスが2種類(ひとつの瓶に)あるって....そんな投稿があった記憶ですが、あれは再生瓶(リサイクル)であらたに染め粉瓶として利用したんじゃないでしょうかね。前の記事がどれだったか....朧な記憶ですが。
hiyocoさん
もし、まったく違う会社だったら、今だったら問題になりますよね。
でも昔は「真似されるくらい有名になったか、結構、結構」で片づけられていたのでしょうか。どれも消えちゃってしまっているので、わかりません。
軽いノリ?
糊はいつまでも硬くならなくて、腐らなくて、いい香りがしなくてはなりません。そんな軽いノリではとてもとても作れません(笑)。
hattoさん
エンボスが二種類?
みやこ染と胴にエンボスがあり、底に×に三とあったビンのことですね?
あれはmaicaさんからの情報で、青花液が入っていたものと判明しています。染め物に関係ある青花液や染み抜きは、桂屋とは別の会社でつくっても、みやこ染の桂屋から一括して販売したようでした。
神薬などもビンをリサイクルしているから、染料でもあったかもしれませんね。
糊壜で径が5センチ程の小さな壜が
ありますが、中々面白いですね
新しいブログのアドレス貼り付けてみました。
まだ慣れなくて更新もままなりません
ボチボチ挑戦します
あかずきんさん
ニシキ糊のビンは直径38㎜です。かわいいいですよ(^^♪
新しいブログのサイト見えましたよ。
プロバイダーがブログサービスを終了してしまうって残念だけど、ご本人にだけでも古い記事が見えたりするのでしょうか?
私も一度、入力しにくかったか何かトラブルがあって息子に相談したら、別のサイトを教えてくれ、本気で移るつもりになったことがありました。数日でトラブルは解消、結局元のままですが。
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