これは玄関扉の内側になります。中桟の間に断熱材の綿を詰め、板を張ってからその上に格子をつけます。
薄板は、25センチくらいの幅のものしか残ってなくて、これでは格子のマス目3つ分(約27センチ)に足りません。薄板のつなぎ目は、必ず格子の下に来るようにしなくてはならないので、板を3枚接ぎにすることにして、板の端がくるところに中桟を加えました。
真ん中あたりに入れた2本の中桟の間が、格子の幅になります。
1枚目の板を張り、2枚目を張り、最後にもう一度、幅を測り直してから、残った部分を張りました。
いよいよ、また格子をつくらなくてはなりません。
外側と内側は同じ格子なので、外側の格子をつくるとき、内側の格子も一緒につくっておけばよかったのですが、そうはいかないのです。格子づくりには、恐ろしくエネルギーが要ります。
材に切り込みを入れるときは、左手は定規が動かぬようしっかり押さえ、右手は丸鋸がちゃんと定規に沿っているようにしっかり押さえなくてはなりません。気持ちを集中して、肩にも力を入れて作業するので、3か所くらい溝を彫ったらしばらく休まなくてはならないほど疲れます。
短い材をテーブルソーで切るときは、丸鋸のように重くはないので、作業は少しは楽ですが、気は抜けません。
というわけで、二日がかりで、やっと格子ができました。
上の写真はガラスの周りの部分、ガラスの回りには、下に中桟があるので、ガラスを囲む材(右の材)で、格子の横桟を押さえています。
玄関扉は、やっと外側も中側も完成です。やれやれ。
扉を玄関に設置するのは、玄関の内外にコンクリートを打ってからになるでしょう。扉の右に玄関あたりが見えていますが、まだ手つかずです。
2 件のコメント:
断面構成がやっと理解できました!!!
母屋の格子ドアを拝見したとき、このように手間がかかっていることを全然想像できませんでした。
出来上がりも近づいていますね!!!
afさん
工場でつくるのでなく手でつくるということにはなりますが、ぶっ飛んで芸術的だということはない、ただ手でつくったという代物です。
いつか益子のもえぎ本店に行ってみてください。素敵な芸術的な扉を見るとこができます。まぁ、扉だけ凝って一点豪華主義というのも好きではないので、あんなものだとは思いますが(笑)。
早く、出来上がりたいです(^^♪
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