2022年8月7日日曜日

台所の吊戸棚


台所は吊戸棚を先につくらないと、壁にタイルが貼れません。
というわけで、久しぶりに戸棚をつくっています。
右の棚だけはちょっと深くして、それ以外はレンジフードの奥行きに合わせます。フードの左右の棚は幅がとても細いので、あらかじめヒンジ(扉を取りつける金具)を取りつけておいてから組まなければ、あとからではインパクトドライバーを持った手を差し込むことができず、ヒンジを取りつけることができません。
そのため、側板が片方ない状態で扉をつけ、それを設置し、そのあとで残りの側板をつけるという手順になります。


板はいつものように破風板を使います。
24ミリ厚の破風板には、幅が210ミリと240ミリの2種類あるので、棚の奥行に合わせて、無駄を出さないように切ったり貼り合わせたりして、幅の広い板をつくり、厚みは20ミリにします。
吊戸棚の奥行きは、330ミリと397ミリの、2種類です。


棚を半分組んだ状態で取りつけます。
棚の上には、スペースが見えますが、左の方で換気扇のダクトを通しているのでこうなっているのです。
スペースはあとで塞ぐつもりですが、扉をつければ収納にもなりそうです。


棚の、左側の側板もつけました。
この棚は、これからつくる棚よりもちょっとだけ奥行きが深いので、左右に渡した天板より、前に飛び出しています。

その部分に、細い天板をつけて出来上がりです。


写真は、母屋の台所の吊戸棚です。
扉は、材木屋さんからいただいた、半端に残っていたスウェーデン製のパインの合板の床材を使いましたが、この材料は作業棟などで使いきってしまいました。
そのため、息子一家の家の扉には、壁に使った相じゃくりの杉の野地板を使うつもりです。


扉はこんな感じにつくります。枠をつくって、それに板を接着しています。
ヒンジには、扉のつけ方によって、全被せ、半被せ、インセットの3種類ありますが、ここでも、新築の家でも全被せを使います。




4 件のコメント:

hiyoco さんのコメント...

そっかー、吊戸棚も手作りなんですね(苦笑)。既製品を吊るすと勝手に思い込んでいました。作り付ける手順があるんですね。棚はなんでもそうですが、深さと使い勝手のバランスが悩ましいです。
母屋の吊り戸棚、木目や色合いが素敵ですね!何か塗ってあるのですか?扉を開けるとまさかの料理本(笑)。料理本の置き場所って結構難しいです。

さんのコメント...

hiyocoさん
吊戸棚も手づくりです(^^♪
何でも手順があるのですが、特に手が入らないような狭いところは後からできません。そんな狭い戸棚、どうするんだという話でもありますが(笑)。
我が家の吊戸棚のパインの合板、何も塗ってないです。床材なので、台所の床や棚板などとしても使っています。
料理本は、その昔よく見たのばかりです。最近はネットで済ませてあんまり見ないけれど、でも見ることもあります。
母屋の吊戸棚は、電子レンジと本と、ラップ類が入っているだけです(笑)。そうそう、本の上に見えている白い箱も、レシピカードが入っている箱です(爆)。

af さんのコメント...

母屋のキッチンの照明がいいなぁと思っていました。
中は蛍光管だと思うのですが、広く隅々まで拡散されていますよね。しかも、とってつけたような照明じゃなくておしゃれだなぁって。離れはどうなるのですか?

さんのコメント...

afさん
オープンキッチンなのでというか、テキトーにやっつけています。
壁の照明にはプラスティックのカバーがついていたのですが、あまりよくなかったのでカバーを捨てて電球をむき出しにして、それでは台座が丸見えなので、台座を隠す額縁をつくって覆いました。
母屋の壁やお風呂に取りつけている照明器具は、故永田昌民氏がよく使っていたもの、さりげなくて私たちも気に入っていたのですが、廃盤になったようでした。