丼ものや暖かい麺類は、何で食べますか?
この頃はあまり量を食べないけれど、それでもお茶碗でというわけにはいきません。どんぶりを使います。
子どもたちがまだ家にいたころ、食器は無理してでも6個揃えるのが当たり前でした。4人家族でしたが。4つしか買わないと「もっと買っておくべきだった」と必ず後悔するときがきました。数がそろってないものは、丁寧に扱ってなかったような気もします。
これは、下の妹が職人を目指して7年も修行していた、愛媛県砥部のどんぶりです。もちろん、6個あります。
普段からミニマムな生活を心掛けている妹は、ものがあふれている時代に新しいものを自分の手で生み出すことを良しとしなくなり、器をつくるのをやめてしまいました。
砥部焼きは重いし、今ではときおり使うだけになりました。
さて、結婚してからここに落ち着くまで、数えてみると15回引っ越ししています。
海外に引っ越しして、別送荷物がなかなか届かないとき、また、少ない荷物で軽快に出かけたのに必要に迫られて(ときには必要に迫られないで)、食器や台所道具など買い足してきたものを、可能な限り持ち続けているので、私の場合、引っ越しのたびにものが増えてきました。
また、八郷にきて19年になりますが、最初の数年は、ほとんどの荷物は東京に置いてあり、それらをこちらに運んで以後も、母屋に住めるようになるまで段ボール箱に入れたままで地下倉庫に積み上げていたので取り出せない。その間、いろいろ買い足してしまいました。
そんな、仮設ビニールハウス暮らしのとき、笠間で買ったどんぶりです。さすがに6個買うという呪縛からは逃れていて、2つだけ買ったものです。
同じ形で模様違い、2人で量に変化をつけるときはわかりやすく、今もうどんを食べるときなど、たいていこれを使っています。
浅いので汁ものには使えませんが、親子丼などに使うことがあります。これも2つだけ、客人のときのカレーは、縁のあるディナー・プレートを使うので、そちらは6枚揃っています。
「おうそうだ!あれを使おう!」
と、井内素さんの器を出してみました。
この器をネットで注文したとき、大きさを確認して注文したのですが、届いてみたら個別の器として使うには大きすぎました。さりとて、盛り鉢という感じでもないと、何年もしまい込んでいたものでした。
井内さんは、轆轤を使わずすべて手びねりでつくります。湯飲みなども大好きなのですが、薄くできているので割れては困ると普段は使わないし、かといって客に出すのも心配、そんなこんなで極端に使用頻度が減ってしまう器なのです。
6 件のコメント:
昨年を大幅に上回る北部九州で日中は思考停止になりそう
九月も残暑が続くとか、
気象台の解説も高温の本質に迫らないですねー
都合が悪いのかな。
昭ちゃん
こちらも今日は暑かった!夕飯をつくりながら、暑さでぼーっとしてしまいました。熱中症になりかけたかな?数日前には、秋が来たと思ったのに!!!
そうそう、どうして暑いんでしょうね?それでも、私は、暑さはそう嫌いじゃないです(笑)。
姐さん異常気象と言う言葉が嫌いなら順次高温傾向に、
そんな表現も、モンゴルの高気圧などは春の黄砂ぐらいでしたよ。
ただ「今日も暑い一日です」だけではねー
昭ちゃん
怒ってますね!
確かに、もっとわかりやすくて面白いお話、天気予報も物語としてやってくれたらもっと面白いでしょうね。
ただ、私はテレビを観てないで、ラジオばかりなので、森本毅郎・スタンバイなどで気象予報士さんの面白い話を聴いているので、怒りはたまってないです(笑)。
砥部焼は好きな焼き物です。
妹さんとはレベルが何段階も違いますが、私も陶芸を楽しんでいた時代(笑)が有りました。夢中でしたが、我楽多が溜まって行くにつれ、妹さんの「ものがあふれている時代に新しいものを自分の手で生み出すことを良しとしなくなり」と近い気持ちになってぱったりとやめてしまいました。良いものを生み出せない事からの逃げだったかもしれません。今でも時々ろくろを回したくなります。
reiさん
砥部焼には、雑器からぶれない骨みたいなものがありますね。
妹は徹底して消耗品(ティッシュとかころころとか)も使いませんが、それでも今の世の中に生きている限り、電気も使うし新幹線にも乗るし、キッチンペーパーを山のように使う人と五十歩百歩だとは思います。
焼きものやっていたのですね!私は見たり使ったりする方専門です(笑)。
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