数を数える

洗濯爽快は、ホタテの殻でできていて、洗濯機に入れて普通に洗濯するだけで、洗濯機の見えない部分をきれいにしてくれます。

洗濯機は１日にほぼ１回まわしますが、１日に２度以上回すこともあれば、まわさない日もあります。

洗濯爽快は３０回使えるので、紙に「正」の字を書きながら使っていました。最初は紙とペンを洗濯機の脇に置いていましたが、邪魔だったので、デスクの方に移しました。すると、書き忘れるようになってしまい、

「先々回と先回の分とで３回ね」

など、後で追加することもあり、それもぐちゃぐちゃになったりしていました。

そこで、洗濯機の上の棚の下端に３０個のビーズを通したピアノ線をつけて、洗濯機を回すたびに、ビーズをそろばんのように動かしたらどうだろうと思いつきました。

アフリカンビーズには、細いピアノ線が通るほどの大きさの穴があいているかしら？

出して見ると、大丈夫そうでした。

さて、細いピアノ線はあったかしら？

そう考えていて、なにもビーズを３０個さしたものをつくらなくても、２つの器を用意して、１つの器に３０個の何かを入れ、使うたびにそれをもう１つの器に移せばいいと気がつきました。これなら簡単です。

入れるものは、石、ビー玉、タカラガイなどを考えましたが、小さいものなら小さい器ですみます。

器に適したものがあるかと棚を見ると、おはじきの入った糊ビンと、瓢箪の入った糊ビンが目につきました。

これが使えそうです。数えてみると２７個入っています。

おはじきを足してもよかったのですが、いろいろ違うものの方が楽しいので、アフリカンビーズを３個足しました。

これで、準備OK。

洗濯機の脇に置いたので、あとは洗濯するたびに１つずつ、移動させればいいのです。

今度は忘れないで３０回を計算できることでしょう。