2013年4月17日水曜日

土人形を持ったマトリョーシカ


ときたま、思いがけない出逢いがあります。
なんとなくのぞいてみたヤフーオークションで、ディムカヴァの土人形を抱いたマトリョーシカが出品されているのを見つけてしまいました。
マトリョーシカも好き、ディムカヴァ土人形も好き、これは頑張るしかありません。


こんな意匠なら、現代つくられているものでも充分嬉しいのに、これは1989年つくられたもののようです。


ソ連時代には、確か国営工場で、誰もが流れ作業で同じものをつくらされていたはずなのに、ソ連崩壊の二年前には、その枠もあいまいになって、自由につくれたのでしょうか?
というわけで、息詰まる攻防、時間延長も制して、無事落札して、私の手元にやってきました。
ようこそ。


一番大きいお母さん。身長が23センチあります。


真ん中の土人形のお母さんは、前に子どもたちが七人も立っているのに、両手にも双子らしい赤ちゃんを抱いています。もっとも、ディムカヴァ土人形にはベビーシッターのテーマもあるようなので、お母さんではなくてベビーシッターさんかもしれません。
マトリョーシカは多産祈願とも言われていますが、面目躍如。中から子どもが出てくるだけでなく、 子どもたちが、たくさんたくさん描かれています。


お母さんの後ろ姿です。


中から次々とあらわれる娘たちも、みんな土人形を抱いています。
これは、牛人形でしょうか?


馬は生活の友。
馬の土人形は、ディムカヴァ人形の中でも定番の一つです。


そして鶏もまた、多産のシンボルです。


水汲みの天秤棒を担いでいます。


こちらは、何かを摘みに行っているところ?それともおめかししてお出かけ?
スカートが短めだから、少女でしょうか。
土人形でありながら、ロシアの生活が描かれています。


そして、小さなマトリョーシカたちにも、それぞれ土人形が描かれています。


「ご縁があって、出逢えてよかったね」
どこをどう流れ歩いてここまできたのかわかりませんが、マトリョーシカたちにも、ディムカヴァ人形たちにも、我が家でゆっくりくつろいでもらいたいものです。


4 件のコメント:

昭ちゃん さんのコメント...

 春さん並ぶと壮観で楽しいですね、
博多にツンドラと言うロシア料理の店があります。
博物館の帰りに寄る店ですが、
コースにでるイチゴの紅茶が美味しいですよ。

さんのコメント...

昭ちゃん
ロシアって、私の中では最近まで遠いところでした。でも知ればもっと知りたくなります。虫も花もそうですが、知って初めて身近に感じる、人も国も同じですね。
なにしろ、マトリョーシカのしまり具合には感動します。すぽっという感じで、吸いつくように閉まります。すごいなぁっていつも思います。
ジャムを入れる紅茶、美味しいですよね。大好きです。でもロシアにはないって(笑)。
そういえば、昔ロシア民謡を歌う歌声喫茶ってありましたね。店員さんがルパシカとか来たりして、誰でも、ロシア民謡を何曲も知っていました。

昭ちゃん さんのコメント...

春さんyoutubeで姉ちゃんのバイオリン演奏
「カリンカ」が見られますぜひ。

さんのコメント...

昭ちゃん
バラライカ演奏のもありますね。でも、カリンカに関しては、「借りんか」の印象の方が強くなっちゃって(笑)。困りもんですね。