2013年4月24日水曜日
チャンティ
昨日、モン人が道具を使って糊染めをすることを書いたくだりで、インドネシアのジャワ島のチャンティを以前UPしたことがあったので、参照しようとして、さがし出すのにひと苦労しました。
やっと見つかりましたが、 「ライチーの種」の添えものとしての扱いだったので、改めて紹介します。
バティクを描くために、温めた蝋を入れて筒描きする道具、チャンティです。
温めた蝋を入れる部分は薄い銅を叩いてつくったあります。持ち手は、竹ではなく、葦の一種ではないかと思われます。
銅の壺は糸で縛って固定してありますが、取り外すことができます。
小さいチャンティは、以前バティクを教えていただいたS先生に、インドネシアのお土産としていただいたおもちゃ(ミニチュア)です。
S先生はチャンティを何本も持っていらっしゃいました。先の蝋の出口が超細い細描き用のものから、太い塗りつぶすためのものまで、いろいろなサイズのものがありました。
用途によって、口の太さの違うチャンティを選び、壺に蝋をたっぷり入れて描きます。
冷えて固くなると描けなくなるので、そんな時はしばらくチャンティを、蝋を温めているお鍋に入れておくと、口の中で固まった蝋が溶けて描けるようになります。
そう言えば、S先生はどうしていらっしゃるのでしょうか?
最初、ジャワ島のソロに一年の染め物留学の予定でいらっしゃいました。滞在は延び延びになりましたが、一時帰国された時はお会いしたのですが、その後、もう一年の予定で行ったまま、昨年の秋あたりから、音信不通になっています。
楽しくて、全然帰りたくないようです。
S先生やーい!
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4 件のコメント:
私もライチの鉢植えを見るたびに、S先生お元気かなー?と
思っています。
そして蜜蝋の甘い香りに包まれて、バティックの絵付けを
した日々を想い出したりします。
ライチの実が生るには8年とのことでしたが、もう2年半が過ぎましたね。我が家のライチは新芽も出ず、頑固に黙りこくっていますが。。。。
kuskusさん
今度会ったら、S先生の消息をおたずねしようと思っていたところでした。しばらく前にfacebookに投稿があって、なんとなく日本にいる感じかなと思っていたのですが、そうですか、ご存じなかったですか。私たち、まだあの絵つけ終わってないんですよね(笑)。
ところで、GWは笠間の陶炎祭ではなくて、益子に出店するんですって?びっくりしました。
できたら27日に遊びに行きます。
そうなんです。今年は、いつも秋に出店してる益子の
『かまぐれの丘』に出ることにしました。
一緒にバティックを教えてもらってた H も『かまぐれの
丘』に出ているので、秋に S 先生の消息を尋ねみたんですが、やはり連絡はないみたいでした。
ひょっこりと元気な顔を見せてほしいですねー。
kuskusさん
S先生はfacebookを見直したら、ジャワ島のスラカルタにいるようです。便りをしてみたのですが返事はありませんでした。
向こうで結婚して一時の母なんかになったりしていて、なぁんてことはなさそうですが。
そうか、益子に出店、十日間の長丁場ですね。遊びに行きます。
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