いつだったかわからないほど前に、浅草の助六で手に入れた
招き猫です。
助六の人形たちは、素焼きに胡粉を塗ってから彩色したものがほとんどで、このように釉薬で絵つけしてから焼いた人形は、わりと珍しいものでした。
二年前の地震で、左耳がちょっと欠けてしまっています。
たぶん骨董市で出逢った、同じ方のつくった招き猫です。
そして、去年の今頃、近所の骨董市でこの猫を見たときには、思わず、
「いったいここで何をしているの?」
と、心の中で声を掛けてしまいました。
それにしても不思議です。
この猫さんたちは、私に、あるいは仲間の猫さんたちに逢いに来たとしか考えようがありません。狭いと言っても、日本も広いのに.....。
どの猫も愛嬌があります。
とくに昨年来た新入りは、招いているというより、まるで落語でも語っているようです。
それにしても、招き猫は、お金よりも福よりも、まずは友だちの招き猫を招くのだと、確信させられる出来事でした。
4 件のコメント:
オンジーです
福岡の宮若に出かけたら「追い出し猫」という招き猫が売ってました。ちょっとおもしろかったです。
それにしても春さんの収集癖は徹底してます。
この招き猫の表情がいいですね。
onnji-さん
こんにちは。追い出し猫ですか。手は、「しっしっ」になっているんでしょうか。見たことがないです。
私の収集癖?、あることは確かですが、けっこう移ろうし(笑)、ちゃんと記録しておくことには欠けています。でも、段ボール箱に入れっぱなしではなく、いつも集まったものやおもちゃと対話しているところは、いいところではないかと自賛(?)しています。
このとぼけた招き猫、どなたがおつくりになったのでしょうね?三度目は猫ではなく、「私です」なんて作者が出てきたら、笑っちゃいますね。
追い出し猫ですが、近年町おこしで発案されたもののようですが、猫にまつわる地域の言い伝えがあったようです。表裏二つの顔を持っていて、災いを追い出し福を呼ぶものだそうですよ。http://www.wakakanko.jp/brand/
onnji-さん
情報をありがとうございました。なかなかかわいい猫ですね。
なんといっても猫好き人口は膨大ですから、町おこしであやかるのもありですね。町で箒もつくっていれば、なおおもしろいです。
くまもんのように大当たりするといいですね♪
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